無伴奏のレビュー・感想・評価
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響子の成長を描いた青春映画
苛烈な暗転があるけれど、
出会いが閉塞感を吹き飛ばし、
別れが成長に繋がる、
という若者の普遍課題とカウンターを
本作に見た
カノンが瑞々しく鳴り響いた
この恋を経て 響子は未来へ向かうはず
ただ、鳴海璃子さんが頑なに乳を隠すカットは やっぱり違和感あったなー
若者の刹那の盛りを描いてる作品だから
恐れずやり切って欲しかった
池松君のベッドシーンものだが遠藤新菜が気になる!!
雰囲気はよかった。
そういう時代
制服廃止闘争や卒業式粉砕などなど原作者と同じ歳の私はくだけて言えばーこっぱずかし
こそばゆくて気恥ずかしくてまともには見たくない感情にとらわれた
ポール二ザンや高橋和巳などなどまさにこの時代の大学生は皆読んでいたー響子が言ったように本当はよく分からないながらも読むーそういう時代だった
そんなまさにその時代の空気感が映し出されていた
その空気感のなかに浸るという幸福感のなかにいた私
が、原作は昔読んでいて良かったという感覚だけが残っていてストーリー全く失念していたので後半になって急にどっとやられてしまった
それにしてもこれは響子の大学入学前の出来事だ
この後の響子の大学生活はいかなるものだったのだろう!?
これほどの事を経験してからの大学生活って⁉︎と驚嘆の思いがするー田舎の無知な女子高生だった私からするとねー
池松壮亮 斎藤工 うまい
茶室という空間が効果的に使われている
1970年は昭和45年だよ。
予告の嫌な予感通りの「正に近頃の邦画」終いの一本。
雰囲気、物語、時代再現(力を入れすぎた故に公衆電話や言葉遣いで襤褸が出るのはご愛敬か苦笑)は良かったのだが。
とにかく主演陣の演技の酷さで興ざめ。
主演の水死体と、出る映画全てでセックス三昧のゲス専の棒読み、斎藤工のやり過ぎ。
演技が不調和過ぎて仕上がりが酷く、最後まで作品に乗れない。
出来損ないの翔兄みたいな棒読みで「人生は、好きかい?」と言われても、テメェに言われたくないわ!と頭にしかこないのがわかりやすいか。
また、女優足るからには乳を出せば良いとは思わないが。
半端過ぎるヌードで、その時間20分超の無駄なセックスシーンを増やした水死体はなお悪い。
「誰が誰のために作る事になったのか解らない邦画」の典型の作品。
静かな中にエネルギーを感じる
静かで切ないけれど、内側から湧き出てくる感情のエネルギーにぐっと引き込まれて、こんなにも映画館で観る映像に圧倒されたのは久しぶりでした。演技力の凄さからなのか観てからしばらくは、感想がでてこない感じ。目線とか言葉使いも自然で、佇まいも美しい映画だった。
言葉が出なかった...
余震
暗い
後をひきます
ただ切ない・・・
つらいわあ・・・・
1人の女性の強さと弱さ。
つよさ。
観終わった後に少し苦しいのも、主人公のまっすぐさ強さ若さ危うさも…どれも魅力的でした。
個人的に、強さが足りていないなと実感している時期に観たので、より主人公の強さには力をもらえました。女性のつよさ。
原作と同じ、無伴奏というタイトルもぴったりだなと思いました。
あと、『精神的なセックス』という言葉が、なんだかすごく頭に残りました。
成海璃子さんのお芝居を久しぶりに観たけれど、とても好きになってしまいました。
少し大人びた役をやるのにぴったりな、低めの声と大きな瞳が印象的。
遠藤新菜さんも新人と思えぬお芝居で素敵だなと思いました。
改めて、役者さんって身も心もさらけだす、覚悟のあるとてもつよい人たちだなあ、なんて思いました。かっこいい。
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