「静謐な佇まい、その暮し方がええなと思って見てたのに結末をこんなんにせんでもええやん」団地 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
静謐な佇まい、その暮し方がええなと思って見てたのに結末をこんなんにせんでもええやん
出だし。
古い団地なのにどこもかしこもきちんと清掃が行き届いて気持ちが良い。
部屋の中もきちんとさんがちゃんとやってる暮らしが心地良い。
掃除機を押し入れに入れてた時代。
あったわー、そうそうそうだった。
押し入れ開けて出してホースを組み立てて、リール式のコード引っ張って、コンセントさして、畳をガーガーと掃除する。
やってたなあー。今じゃ考えられないめんどくささ。
うちにお掃除ロボットはいないけれど
壁に充電機止めてそこからコードレスをさくっと外してかける手軽さよ。
藤山直美のパートでの働き方は申し訳ないけどNG。
そんな長話しないでよ待ってるんだから、
鳩に餌やらないで糞が溜まって衛生に良くない
店長の言うことの方がいちいちまとも。
漢方の丸薬をせっせと作る過程や
二人の 喧嘩ともならない夫婦なら日常的な会話も
引き篭もる理由も
どれもいいのに。
斉藤工の不自然さとか、宅配兄さんの下痢とか。
見ていて台詞回しや演出においても
全体としてなにかギクシャクしてる感じがある。
そこが伏線って言われてもなあ、違和感だけ。
そして
このびっくりなオチで
見事に私 置いて行かれましたわ。
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