「関西のボケとツッコミがしつこ過ぎて逆にいい!」団地 やまやんさんの映画レビュー(感想・評価)
関西のボケとツッコミがしつこ過ぎて逆にいい!
舞子はレディ以来、関西弁をしゃべる演技をする岸部一徳さんに興味を持ってしまい、一徳さん目当ての映画鑑賞でしたが、主人公の藤山さんを始め
そうそうたる役者さんの布陣が面白おかしく、強烈に演技しているのを観て、笑い泣きしてしまいました。勿論、脇を固める役者の方々もバッチリでした。
始めの方の藤山さん一徳さん夫婦での食事シーン
“お好み焼きをオカズしてご飯を食べる”
やっぱり、コレや!コレ!
お好み焼きには、絶対ご飯がないと始まらん!!
と、映画を観ながら心の中で叫んでいる自分がいました。かなりの共感でした!
脱線してしまいました。
映画の内容に関しては、関西のノリの笑いをしつこいぐらい散りばめながらも、
一徳さんの出だしの台詞
今は、社会全体がノイローゼみたいやもんやから
に始まり、猟奇的バラバラ殺人事件や児童虐待にパワハラ?などの社会全体の問題を滑稽な形にして、笑いにしながらも、人と人との繋がりを通してさり気なく提起しているようにも感じました。
しかしながら、なんせ、笑い要素が強過ぎて、シリアスな所もきちんとありながらも、観ていてほんま楽しい映画やと思いました。
藤山さんも最高やけど、
やっぱ一徳さんは別格です。
あれっ~!?とんかつは? ◎いいです!!
多分、必ず意見が出るであろう
最後の方での、ある物体出現場面。
話の筋から仕方ないのでしょうが、物体自体がなんか、ちゃっちい感じで少し残念でした。どうしても見慣れたアメリカものが頭に浮かんでくるので…
そもそも、わざわざ出現させなくても良かったのでは?と感じた次第です。
すいません。
あと、幸運にも公演初日だったので舞台挨拶も見れました。石橋さんが、かなり飛ばされていたので本当に面白かったです。マスコミ無しだったので、少し何でもあり状態での笑いの絶えない舞台挨拶は最高でした