LIVE AND DIE リヴ・アンド・ダイのレビュー・感想・評価
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チープな設定ながら一癖ある強盗人質事件映画
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この映画の風変りなのは強盗人質事件の映画なのだが襲うのが銀行でもないしカジノでもない、地方都市のどこにでもある大衆食堂だからチープ感が否めない、もちろん、それなりの説明と理由は描かれる。
この手の映画は有能な交渉人とかヒーローとなる警官登場とか相場が決まっているのだが、出てくるものの期待は禁物、おそらく監督は肩すかしとかはぐらかしで新規性を試みたのでしょう。低予算というのもあったのでしょう、たった15日で撮り終えたらしいが、タランティーノにはつくれまいとほくそ笑む監督の顔がちらつきます・・。
見どころは強盗のボス、デリック(マイケル・チクリス)の救いようのない悪党ぶり、それもその筈チクリスは製作陣にも名を連ねるほどの熱の入れ様、ほかにも汚職警官や気味の悪い誘拐犯と悪者のデパート状態。
普通、主人公はたまたま事件に巻き込まれる平凡な市民だろうが身重の妻を持ちながら詐欺で服役、出所したばかりのいわくつきな青年、おまけに面倒見の良い兄はFBIの内務調査官というから、どんな一家か気になるが深堀は無い。
原題:Pawnは劇中でもちらっと出てくるがチェスのポーン、将棋で言えば歩のことらしい。使い捨ての駒が一転して活躍ということなのだろうか・・。
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