劇場公開日 2016年2月27日

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「妄想と現実の曖昧な境界線」女が眠る時 バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0妄想と現実の曖昧な境界線

2025年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

斬新

後半になっていくほど小説家の夢や妄想のシーンが増えていき、どのシーンが現実でどのシーンが妄想なのか観てるこちらにもわからなくなっていく。観終わった後もどこまでが妄想でどこまでが現実だったのかわからない、あえてすべてを説明せず観客に行間というか余白というか描かれていない部分を想像させる、そんな文学的な映画だった。観終わった後も「あれは何だったんだろう?」と考えて2度3度見たくなる不思議な映画だ。非常に面白かった。

役者陣も初老の男役のビートたけし、小説家役の西島秀俊、若い女性役の忽那汐里、妻役の小山田サユリとみんな抜群に素晴らしい。

バラージ
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