「ノスタルジーすら感じられなくなった。」映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
ノスタルジーすら感じられなくなった。
「今は昭和何年だよ?」と思わず作り手をとっ捕まえて聞きたくなった一本。
べつにちびまる子を相手に噛付くつもりはないけれど。
それでも国際化社会が叫ばれて久しい今、平成20年代に。
このいつの時代かわからないようなステレオタイプの外国人描写は相手国に対する国辱だよ。
ブラジル人はサンバで踊るしか能がなくて、インド人はダルシムよりちょっとましなレベルの不思議人種で、ハワイ人はデブで食いしん坊。
上海人は影が薄くて、白人は対等なお友達って。
微妙すぎる吹き替えとあいまって、頭が痛くなった。
作品の内容、描写に関しては言わずもがな。
某テレビ局作品らしく、グズグズでグダグだ。
子供向けとはいえ、自分に子供がいたらこれは観せたくないな。
言ってもちびまる子も、この自分より10才も年上のモデルの話。
「サザエさん」と同じように、今の時代に合わせるには限界が来ているなと強く感じた。
時代が「半ズボン」だった頃が懐かしく思い出された作品。
ハーフパンツじゃないんだよ…
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