「運命の恋、ベタでした」植物図鑑 運命の恋、ひろいました 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
運命の恋、ベタでした
その年飛躍した若手女優とイケメンのカップリングで贈る“大ヒット・ラブストーリー”の一環。
ヒロインは、高畑充希。
NHKの朝ドラで人気も知名度も全国区になったが、自分はどうしても「女子ーズ」のナイスツッコミのイエロー役の印象が強い。
なので、こういうド直球のラブストーリーは新鮮であり、改めてこうして見ると可愛いもんだ。
さて、話の方はと言うと、学校一のイケメンやドS王子と恋に落ちるのと同じくらいスゲーありえねーシチュエーション。
仕事も人生もパッとしない平凡なOL、さやかは…って、ここでまずツッコミ。
高畑充希みたいな娘が日陰の存在な訳ないじゃん。
で、ある夜、行き倒れのイケメン青年を助けた事から奇妙な同居生活を送る事に。
見ず知らずの男とよく即決の同居生活なんて出来るもんだ。しかも、提案はさやかから。平凡なOLかと思いきや、隠れ肉食女子か!?
この青年・樹は、植物に詳しく写真好きで名前以外は秘密。顔と料理の腕が良けりゃ男の人生得だね。
時々お互い焼きもちとかしたりして、一緒に過ごす内に、単なる“同居人”から正式な“恋人”へ。そりゃ自然とそうなるでしょう。
冴えなかったさやかの人生が幸せで満ち溢れていく。そりゃそんな夢みたいな事起きればそうなるでしょう。
しかし、半年の期間限定の同居生活に終わりの時が…。
幸せな日々は毒みたいなもので、ストーカーへと走らせる。今の世の中、本気で捜したいなら幾らでも方法あるというのに…。
実は樹は植物の精で…とかそんな変わったオチかと思ってたら、ホンマにただの夢想型の甘~いラブストーリー。
と言うより、相手を心底その気にさせといて、男の方は随分とまあ身勝手。
三代目何ちゃらには全く興味ナシ。
ま、可愛い高畑充希さえ見れれば。
いちいち嫌らしくツッコむ卑屈な男が見るもんじゃないね。
植物のうんちくと、それらを材料にした数々の料理は美味しそう。