ダウト・ゲームのレビュー・感想・評価
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これはこれ、それはそれ
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主人公の検事であるミッチは人身事故を起こしてしまう。しかし、ミッチはとっさに保身を考え逃げてしまった。かろうじて救急車の手配はしたが現場の安全確保や応急処置などやることはたくさんあったはずで絶対に逃げてはいけない。もちろん後の隠蔽でおかしな展開になっていく。
今回の場合は被害者は殺されることにはならなかったはずだ。さらに拷問された痕や被害者の証言が聴けるので連続殺人犯は即座にお縄になっただろう。結果論だが。
隠ぺい工作をしたことで事件がややこしくなり、責任感から自ら捜査するが兄と家族を危険に巻き込む形になってしまう。最後は間一髪刑事が間に合って助かったがこれで良いの?と疑問符がつく。彼のお手柄になったのか。妻のために体を張ったことや事件解決で帳消しになったという解釈になるのだろうか。
アメリカは司法取引があるくらい、超合理的にプラスマイナス勘案してプラスという解釈かもしれない。しかし、ひき逃げてしまったことへのケジメについてふれてくれないとしっくりこない。これはこれ、それはそれなのである。
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