ヒューマン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
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観るに堪えない・・
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伝説的ロック歌手のニールヤングさんが自費300万弗をつぎ込んで作ったミュージック・ビデオ仕立てのコメディ映画。映画製作当時、スリーマイル原発事故もあり、彼の1970年のヒット曲After The Gold Rushも核戦争の嘆きだった、宇宙開発や大量破壊兵器など、科学文明が急激な勢いで発展してきた時代に対し、この歌は「見ろよ、母なる自然が逃げ出していく」と、アンチテーゼを歌っている。核で世界の終りになる最後の一日を描きたいと動機は見上げたものなのだが、できた映画の内容は別物。
まともな脚本も無く殆どアドリブ、出演者もどんな筋書きだったか覚えていないと言う体たらく。わざとらしいドジキャラや笑えないギャグばかり、インド映画顔負けのミュージカルシーン。たしかにニールヤングだから音楽シーンが売りなのでしょう。ただ自身もカバーしていたボブディランの「風に吹かれて」を替え歌にして「全ての答えはおならの中~」といじっていました、まるで小学生かよと突っ込みたくなりますね。好意的に見れば社会問題などあまり関心の無い若者やお馬鹿連中にこそ見て欲しくて意図的に稚拙に作ったのでしょうかね・・。
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