「意外。壮大なヒューマンストーリー。」殿、利息でござる! れいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
意外。壮大なヒューマンストーリー。
このタイトルと絵面。軽い感じでコメディかな?時代劇かな?あんまり時代劇のコメディなんか興味ないなと思って見てなかった。
しかし、「武士の献立」を見て時代劇へのハードルが下がり見てみたら、意外や意外、超名作ではないかこれ。こんな真面目な話だったのか。ヒューマンストーリーではないか。
それも史実らしいから、驚く。
殿利息でござると言うから、簡単に利息がとれる話なのかと思ったら、大間違いで、お上に、金を貸すというアイデアを長い年月をかけて、ラストでやっと実現させた話であった。それも時代を考えたら、首をはねられそうな命をかけた、どえらい嘆願だったんですね。
感想は深くは語らない。言わずもがなであろう。しかし時代劇っていろんな現代への風刺もオブラートに包むみたいなとこあって、面白い表現の仕方なんだなと今更気づきました。時代劇って面白いんだな。
瑛太の話し方が、いかにも現代的でちょっと浮いてる感があったが(まほろ駅前多田便利軒を思い出す)、話し方はみんな現代劇の話し方で、まあそこはどうでもいいです。
これは、かなり意外な場外ホームランである。
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