オデッセイのレビュー・感想・評価
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マーク・ワトニーの火星探訪
鑑賞中、まず持った感想が「なんてテンポが良いんだ!」です。サクサク話が進むんです。本当にスピーディーで。
この手の巨匠が描く大作映画って、結構勿体ぶるじゃないですか。ドッカーンて盛り上がり持ってくるまでの助走段階が長いっつーか。けどこの『オデッセイ』に限ってはそれがないんですね。少しは勿体つけろよ!てくらいに、ない。なかなかに豪快というか繊細さを好まないというか突発的というか。「あれ?リドリー・スコットってこんな人だったっけ?」と思うくらいに、ない。
導入部分からすぐ火星探索で始まるというザックリ感ですし。んで開始ほどなくして前置き一切なしに「えっもうその本題へ行く?」というレベルで以て急襲してくるアクシデント。突如として火星で独りぼっちになるマット・デイモン演じるマーク・ワトニー。
こちらに唖然とする隙も与えず、主人公を火星生活に突入させてしまう強引さ。おいおいマジかよと。
つまり、この映画、無駄な描写を一切省いてるんですね。
人間関係の機微やら「どうして彼らは火星に行く決意をしたのか?」やらの背景も動機も、この映画には不要と判断したんでしょう。不純物として取っ払っちゃってる。本題からいきまっせ!という潔さ。
だからディープな人間ドラマ(愛する人を地球に残した、還ってきたら娘に伝えたいことが、息子に伝えたいことが、結婚の約束をしていたんだ、等のエモーショナルな展開)も全く描かずに、マーク・ワトニーのサバイバル生活と、地球サイドのクルー(こちらは帰還中ですが)やNASAや支援側のワトニー救出組の奔走に重点を置いているので、冒頭で言った通りに非常にテンポが良く、スピーディーなんです。142分という長尺めの上映時間もあっという間に感じてしまうほど。
このトントントーンと進む展開の中でマーク・ワトニーというキャラクターの魅力に焦点を絞り、科学的な側面でも説得力を持たせながら、コミカルさや緊張感や壮大さまでをも包括して、ラストは大いなる感動に包まれるという。
久々に「ああ、映画館でちゃんとした映画を観たな」と。大傑作ですよ。
面白かった。
そんなに期待せず予備知識もあえて持たない様にして観た。
なぜ面白かったのか、主人公が悲惨な状況なのにシリアスじゃないからだと思う。
やっぱりアメリカ人はイエス!と言ってガッツポーズするのが似合う。
観た後の余韻がとても心地良い。
ディスコミュージック最高。
RIPデヴィッド ボウイ
中国マーケットって凄いのね。
火星が身近に
マッドデイモン なかなか良かった!
火星で植物を育てるなどアイデア満載の作品だね、宇宙食がフリーズドライとか煮たり焼いたりしたものではなくて 生のじゃがいもとか良いね。
無重力空間の移動とかリアルだったけど、髪の毛は逆だたないのかな?
もうすぐ実現すると錯覚していまいそうな感覚、さすがに宇宙空間に出るのに そりゃ無理だろ?などと思いながらかなり楽しめました。
宇宙規模の人間讃歌。
宇宙ものの映画といえば、ここ数年だと2013年の『ゼロ・グラビティ』、2014年の『インターステラー』が思い出されます。
『ゼロ・グラビティ』は宇宙の恐怖を、『インターステラー』は宇宙の神秘を、それぞれ描いていたように覚えていて、どちらも名作だと思うのだけど、本作『オデッセイ』はそのどちらとも違って、宇宙を過大評価も過小評価もせず、ただ目の前にある事実として描いていて。
事実のかたまりである宇宙にたいして、人間の智恵と科学と意志とユーモアで正面から向き合い、取っ組み合いながら乗り越えてゆこうとする主人公の力強い姿を通して、宇宙をミステリーでもアンコントローラブルなものでもなく、解読可能な事象のひとつとして飲み込んでやるのだという、全人類を代弁するかのような制作陣の気合がひしひしと感じられたように思います。
火星探索のミッション中に砂嵐に吹き飛ばされ、脱出に間に合わずひとり火星に取り残された宇宙飛行士マーク・ワトニー。
「もうだめだ」
次の探索機が火星に来るのは4年後。
水も食料も心もとなく、ちょっとした火星のきまぐれでいとも簡単に吹き飛ぶ命。
クルーにも、NASAにも、すべてに見放されたような絶望的な状況にあって、諦めるか。それとも、生きようとするのか−。
本作の”宇宙"は、ひとたび劇場の外に出るとその人の前に立ちふさがる”現実”、あるいは”困難”とも置き換えることができます。
困難な現実を前に、孤独や無力さを感じること、ひざをついてしまうこと、あるかもしれない。
そんなとき、どうやって立ち上がり、向き合い、乗り越えてゆくのか。
マット・デイモン扮する宇宙飛行士マーク・ワトニーは、教えてくれます。
大きすぎる問題のかたまりにひざを折るのではなく、ひとつひとつ、小さな問題として捉え直し、ひとつひとつ、智恵を振り絞って向かい合う。
解決したら、次のひとつに移る。
悲観的になりがちな作業の中に自分だけの楽しみを見つける。
疲れたら、陽気な音楽でも聴きながらリフレッシュする。
ユーモアを忘れない。
そうやってひとつひとつを解決してゆくうちに、状況が好転する瞬間がやってくる。
見つけてくれる人が現れる。
助けてくれる人が現れる。
そうしていつか、困難を乗り越えられる瞬間が来る。
きっと本作は、宇宙をモチーフにした”人間賛歌"がテーマなんだろうな。
見ごたえたっぷりの一作です。ぜひぜひ。
おもしろかった! よくある映画の展開とはちょっと違ったりして面白か...
おもしろかった!
よくある映画の展開とはちょっと違ったりして面白かったし、最後はうるっときちゃいました。
全員で、なんとしてでも火星に取り残された主人公を助けようとするところにも感動しました。
良くあるエピソードが無くて好感
こういうストーリーといえば、たいてい家族や恋人との泣けるエピソードが入るものだけれど、そこが無かったのがかなり好感を持てた。そういった部分は最低限に留め、問題解決の為に各ポジションの人間がいかに考え、力を発揮するか…という部分に焦点をあてていたように思う。
ただ、あまりに多くの人にスポットを割くあまり、肝心の主人公のなんとか生き延びようとする様が物足りないようにも感じた。個人的にはもっと主人公の創意工夫や精神的な波など見たかったかも。時間的に難しいのかな。とはいえ全体としてはとても楽しめた。
オデッセイ
火星で、一人で、絶対なんとしても、生きて帰る!
それなら、もう少し、マニア感を押し出してくれてもよかったかな?と、思う。
原作読んでないから、知らないけど、
原作は、もっと深く掘り下げて、面白いんだと思う。
全編を貫くポジティブさ
SFマインドを持つ映画監督としてリドリー・スコットには全幅の信頼を置いていて、期待して鑑賞。
うおおおおお!大傑作!!
全編をポジティブさで貫き、そして厭味クドさがない。
原作は未読だが、物語の着想が良い。いくらでもシリアスにできそうな展開をユーモアで繋ぐ。そう困難に打ち勝ち、諦めない精神にはユーモアが一番大事なのだ、という精神を感じた。70年代の音楽が鳴り響くのもそのスピリッツトかと。
ある曲が流れ出し、全ての人たちが目標に向かう姿に自然に涙が溢れてきた。
リドリー・スコットがこんな映画を撮った!ということ自体が自分にとっては感動的なことでありました。
スターウォーズを宇宙の彼方に吹き飛ばす映画
これはサイエンス・ドラマではなく,ヒューマン・ドラマである。
プロジェクトの最中に火星に置き去りにされた主人公マーク・ワトニーが,
孤独を味方につけ,目前の課題を一つ一つ解決しつつ,「生き残り」に知恵を絞る。
悲壮感が感じられないのは,「課題」の解決に,微笑ましい喜びを見せるワトニーの姿。
そして,それまでの努力をひっくり返す出来事が起きても,
前を向いて立ち向かうたくましさと,ささやかなユーモア。
「火星」は,「無人島」や「人生のつまづき」と置き換えても良いでしょう。
何かに悩んでモヤモヤしている貴方に,是非見てほしい。
ヒューマン・ドラマと書きましたが,理系出身者から見ても,科学的な監修も良くできています。
(余談ですが,中国の科学者が重要な役割を果たすことにご不満の諸兄が多いようですが,決して政治的ではありません)
文句なしの秀作,脱帽!
よくあるハリウッド映画
最初から最後まで出来すぎで、いろいろとツッコミどころ満載の作品でした。まとめかたはハリウッド流。
でもね、人間関係や人物像が適当にしか描きこまれてない。個々を深く掘り下げていないし、火星での生活ものんきな感じで、このまま帰らなくても幸せなんじゃないのって思わせてしまうくらい。すべてに感情移入がしにくいなぁと。そのわりに展開的には難しいこと並べて、ストーリーについていくのが大変だったり。残念なのは中国のくだり。こんな簡単に?とクチポカ。
感心したのは火星の風景。偽物と分っていても、この映像は大画面で見れて良かった。音楽もまま良かったんですけど、全体としてドラマメインなので、3Dで見るほどの映画ではありません。
諧謔を弄し、頭脳明晰
面白かった!
中々こういう悲惨な状況下の話をこう言い切れる映画はないんじゃないかと。
ユーモアと知性溢れる作品。
極限の状況に立たされた人が助かる術はいつだってこの2つなのかな。
頭が良いって大事なこと。
最後、新人?たちに教えているマットの言葉がこのいまを生きているひとたちにも通じることだ。
「受け入れるか、闘うか。」諦めなかった男の奮闘劇!!
【賛否両論チェック】
賛:絶望的な状況下でも諦めずに、生き延びるために奮闘する主人公を、時にコミカルに、時にカッコよく描いているのが印象的。作品全体の雰囲気を、明るく彩るBGMにも注目。
否:やや出来すぎで、ご都合主義的な展開はご愛嬌か。
〝火星に取り残される”という絶望的な状況下にあっても、決して理性やユーモアを失わずに、目の前にある困難を1つ1つ克服し、生き延びていこうと孤軍奮闘する主人公の姿が、すごく心に響きます。一見すると不可能な事態に遭遇した時、諦める代わりに、
「どうすればその問題を解決出来るか?」
と考える彼の姿勢が、とってもステキですね。
そして後半では、そんな彼を救うために、人々が一丸となって救出ミッションを計画・遂行していく様子が、緊迫感溢れる宇宙の描写と共に描かれていきます。
それからもう1つ、ともすれば重い雰囲気になってしまいそうな本作を、明るく希望が持てる作品に変えているのが、BGMの存在です。音楽に注目しながらご覧になってみるのもオススメです。
「『自分は死ぬ。もう終わりだ。』と思った時に、それを受け入れるか、闘うか。」
というマークの言葉が、彼だからこそ心に響く、そんな作品です。是非劇場で観てみて下さい。。
アイデア出しとポジティブシンキング
ピンチを回避するアイデアが小気味いいです。おすすめ。
音楽の使い方とポジティブな感じで楽しく観れます。
一人のために多くの人が時間とお金を使って目標を達成する姿に感情移入してしまいました。
国のために危機に陥った個人を助ける風潮はよく映画でみるのでアメリカっぽい気がしました。
何故か日本の場合はほっとかれる気ががするのは何故だろう。。。
リドリーも普通の監督になってしまったな
目新しかったのは緊張感ゼロのディスコミュージックだけ。リドリー・スコットが既視感バリバリのSFを撮るのはもう観たくないな…。
中国マーケットを意識し過ぎてるのも気になった。
地球に帰れるわけないと思うけどやっぱり帰ってほしい ありきたりだけ...
地球に帰れるわけないと思うけどやっぱり帰ってほしい ありきたりだけど帰れないとがっかりするし がっかりしないリアリティを実現してほしいのは無理なのでしょうか? 誰か考えてほしいデス 映像は素敵でした!
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