オデッセイのレビュー・感想・評価
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世界は一人のために。一人は世界のために。
私自信が平和主義者であるせいか、この映画のテーマは平和主義、Love&Peaceであるように思われました。
たった一人の宇宙飛行士を機密を公開してまで助ける中国政府、世界中のひとびとが自らの苦労を厭いながらも参加し、全身全霊で彼を助けようとする。
現実社会では絶対にあり得ない、しかもまさか中国とアメリカがそんな風に協力することなんて。
でもそれは実際のところ全人類の潜在的な望みであるはずです。でも、そう夢ばかり言ってられない現実や未来が各国にある。そんな前提で見ていたら、この映画があり得ない希望の世界を見ているに思えてきて、胸が高鳴っていました。主人公のヒーロー性(絶対に諦めない、絶対に成功するアメリカンヒーローなイイヤツ)も手伝ったのかもしれません。
作品全体的には、全編通して飽きるところなく濃密な時間を過ごせたと思いますが、全体的にドキュメンタリー調でさっぱりしてるくせに、確実に待っているハッピーエンドへ向かっていったことからオーソドックスな映画を見ているようで少し物足りなさがあったため、星三つにさせていただきました。
こんな世界であったらいいのに、と切に願います。
ぼくは死なない!
飛行機で見た。 火星に取り残されてどれほど絶望的な暗い映画かって感...
火星の生活をもっともっと観たかった
ダクトテープとキャンバスすげえ
火星ダッシュ村かどうかはさておき。
劇中ではパニックやヒステリーみたいなのを起こすような人が居ないってのは良いですね、見やすい。もっとも関門をくぐり抜け、人類70億から選ばれた彼らはスペシャリスト。パニクるような人は選ばれないだろうからリアルな描き方でもあります。
そしてやはり印象的なのはワトニーやヘルメス号クルーなどの心象を歌で現すところですね。
特にボウイのStarmanは良いですね。歌詞には「空でスターマンは待っている」「子供たちを夢中にさせよう」とあります(何に夢中にさせるかというと本当は音楽のことですが)。
もちろん空で待っているのはワトニーですが、誰も居ない・何もないような過酷な環境で1人生き延びているというニュースが世界を駆け抜けた時、それはスターマンから子供たちへの語りかけになったのではないでしょうか。
一体どんな場所なのか、水も酸素も無いはずの火星という遥か彼方で彼はどうやって?そんな疑問を感じたり、ニュースに夢中になったあの世界の子供は多いでしょう。
科学の力によって火星を植民地化した「スターマン」に憧れて、科学を志したり、火星を目指す子供たちが増えて惑星探査がどんどん進んでいく…そんな妄想がこの曲のお陰でスーッと広がっていきます。
科学への憧れが持てる非常に良いSF映画でした。
こんなもんか
まさかリドリー・スコットで泣けるとは
えーっと、私、リドリー・スコット監督とはこれまで相性が悪かったんですよね。『エイリアン』は別としても、その他の代表作である『ブレードランナー』とか『グラディエイタ―』とか、あんまり好みではなかったわけです。
しかしっ! 今作は素直に楽しんじゃいましたよ、私! そして、なんと泣いちゃいましたよ、私!
思うに、私がリドリー・スコット監督が苦手なのは、なんだか格好つけたようなカットだったり、奇を衒ったところが目に付くところだったのですね。ちょいちょい、そういうカットを挿入してきたりするから、なんかノリ切れない気持ちにさせられるっていうかね。
でもですね、今回は奇を衒う必要がなかったんだと思うんですよね。だってほら、舞台が火星だから! つまり普通に撮っているだけで、すべてが奇抜な世界なわけで、その分、あえてそういうカットを入れる必要がなかったのではなかろうかと。そういう意味では、『エイリアン』も、そのエイリアンの存在だけで十分な異形っぷりを表現できるわけで、その説得力で押し切れたからこそ、素直に私は楽しめたのかなぁ、などと考えたりしましたですね。
大好きな監督の場合、あまりあれこれ考えて観たりせずに、ただ単純に楽しんでしまったりするわけですが、逆にリドリー・スコット監督みたいな、どうにも自分にはしっくりこない部分がある監督だと、映画の撮り方とかを改めて考えさせてくれる機会にもなるんだなぁ、と感じましたですね。
こんな映画が日本の興行収入一位で、問題作扱いされないことがもはや日...
今までの宇宙映画の雰囲気じゃなくて大好き
安心してください、生きてますよ(笑)
不慮の事故により火星に置き去りにされた宇宙飛行士・ワトニー。食料も酸素も限られた状況下で彼が生きている可能性はゼロだ。誰もがそう思っている中、彼はビデオブログを作り始める「安心してください、生きてますよ(笑)」と。
火星版『キャスト・アウェイ』を想像していくと飛んだ肩透かしを食らう。確かに使える物をフル活用しながら生き延びる策を模索する姿は共通するが、どうにもこうにも“とにかく明るいワトニー”さん。絶対的ピンチなのにユーモアセンスを失わなず、落ち込むことなく、火星での生活を満喫していく。彼の愚痴の吐き出し口になるビデオブログはいつしか観客に向けたメッセージとして機能し、ワトニーに親近感を覚えてしまう。
救出作戦を練るはずのNASAもどこかマイペース。「ワトニーは生きている、助けなきゃ!」「オイオイ、葬式だって済ませてるんだぞ、今更どう説明する」って、それでいいのか!?(笑)
自分がこんな状況になったらこんなにポジティブにいられるだろうか?自分が救出チームの一員だったら、彼の生存をここまで楽観視できるだろうか?善人ばかりの登場人物を含め、人間的なリアリティはすこぶる弱い。が、この作品の楽しみ方は、これはコメディだ!と割り切ること。シリアスさや感傷的な要素を求めてはいけない。むしろ、孤独・絶望という状況に立ち向かうには、ユーモアとポジティブ思考、そして楽観主義こそが最大の武器であるということを教えてくれる。さぁ、場違いなディスコミュージックを聴きながら、ノリノリで生きる術を探ろうではないか!
ホットスタッフ!!
まず、【ガーディアンズオブギャラクシー】の様な音楽の使い方が凄く良かったです。
深刻になりがちなストーリーをポップに軽快にしてくれています。
主人公の【良い性格】
【宇宙飛行士の前向きさ】をも表していて、懐メロダンスミュージックが宇宙と相反しそうなものなのに、見事にマッチしています。
テンポが良すぎて、人が良すぎて、音楽が良すぎてユーモアのセンスも良すぎて映像も良すぎて140分を全く感じさせません。
その分ハラハラ感が少し欠けている様にも思ったりしましたが、
リドリースコット最高傑作!は間違いありません。
息子10才と観に行きましたが、こんな事を言っていました。
【勉強は大切やな、しておかないと】
ほんと良い映画でした。。
科学者は偉大!
なかなかの出来
時代の鏡
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