「悪くはないんだけど…」オデッセイ うさぎさんさんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないんだけど…
面白かったと思います。悪くはないと思います。
でも、最後のランデブーシーンのハラハラドキドキ演出は蛇足だろうと思ってしまう。
結末は大団円というのはお決まりのことなのだから、計算通りにランデブーできましたでいいのではないのか。
船長のわだかまりを解決することも大事だけど、不完全燃焼こそが人生なのだから、すべてが丸く収まってしまうのは、なんだかなーと思ってしまうのよね。
実際に火星でのサバイバルが科学的に可能なのかどうかは、よく分からない。物語全体が御都合主義的にできているのなら、その皮肉もこめた、集大成としての演出かもね。
中国とアメリカの協力関係というのも、作品が作られた時期を表していて興味深かった。今の時代では、絶対にありえないシチュエーションだよね。中国での興行的成功をにらんだものかと考えてしまうね。
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