「困難に立ち向かうすべての人に見ていただきたい映画です。」オデッセイ 向山雄治さんの映画レビュー(感想・評価)
困難に立ち向かうすべての人に見ていただきたい映画です。
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火星探索に来た主人公マーク「マッドデイモン」が、トラブルにより、火星に置いてきぼりにされ、火星で生き延びながら、救出されるまでが描かれている映画です。
この映画の一番の見どころは、どんなに困難な状態になっても、マーク「マッドデイモン」が、明るく活き活きと、「どうやったら乗り越えられるか?」と前進することにのみ、フォーカスしているところです。
一般的に、大きなトラブルに合うと、絶望したり、諦めたりする方が多いかもしれません。
この映画は、観る人すべてに可能性と生き様を示し、力付けをするものだと思います。
とはいえ、途中、マークが諦める場面も出てきます。
しかし、この諦める場面があるからこそ、観る人を勇気づけするのた度思います。
「本当は、マークも不安なんだ」
「でも、意図して、自分を奮い立たせ、明るく振る舞っていたんだ」
と感じますし、
「だから、私たちも、現実社会で力強く生きていこう」という決断が出来るように思います。
ストーリーの中で、アメリカや中国の政治に関する部分も描写されているように感じます。
ただ、それ以上に、「人の脆い部分」と「人の強い部分」を描きつつ、未来の可能性に着地した素晴らしい映画だと思います。
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