「ご都合主義。水はどうした?」オデッセイ パナソニックさんの映画レビュー(感想・評価)
ご都合主義。水はどうした?
Amazonプライムで鑑賞。
以前から気になってたが、やっと見れた。
インターステラーにも出てたマット・デイモンが主役だ。
オデッセイの意味を調べたら下記の通りだ。なるほど。
ODYSSEY:オデッセイは「長い冒険旅行」という意味。語源は古代ギリシャの長編叙事詩Odysseia(オデッセイア/主人公オデッセウスが体験する10年間の冒険物語)」からきたもの。
アメリカらしい映画だ。最後まで諦めるな!思考しろ!って内容かな。中国の台頭が時世を現す。
長官の判断は悩みどころだと思った。映画では悪く映ってたけど、難しい判断だ。チームを確実に救うか、リスクをとるか。
映画だから仕方ないけど、都合よくピンチになったり、ピンチから抜けたりした。食料はなんとかなったけど、水はどうしたんだろ?
以下、ストーリーを追っていく(正確なシナリオは覚えてない笑)
火星探索中の6人の宇宙飛行士達に嵐が襲う。この嵐は火星ではよく起きる事象のようだ。チームは危機的なのでロケットで脱出しようとするが、ロケットまでの移動中にワトニー(主人公でマット・デイモン)が吹き飛ばされてしまう。リーダーはワトニーを救いたいがワトニーからの応答がなく生存が確認できないので、チームの生存を優先しワトニーを置いて火星を発つ。
仲間が去り嵐が止んだ後、ワトニーは目覚める。死んだと思われていたが、ケガして気を失っていただけだった。ケガと言っても通信機器が壊れて宇宙服を突き破って腹に刺さっていたので、腹から機器を摘出して針で縫うなどの治療が必要だ。
ワトニーは次に火星にやって来る宇宙船が4年後であること、それまでに十分な食糧がないことなどから死を悟った。が、可能な限り延命してみようとする。
ワトニーは地球との交信と食料確保のためのイモの栽培を試みる。
地球との交信には過去の火星探査で火星に置いていった機器を使った。地球でも火星の衛星写真からワトニーの生存を確認していて、いずれワトニーから通信があるだろうと読んでいた。(頭良い( ・∀・) イイネ!)
交信と言っても会話出来ないので、文字を書いた紙を等間隔にカメラの周りに配置して画像データでの会話行う。片道30分らしい。やがてコンピュータでのテキスト通信になるけど、経緯は忘れた。
ワトニーは地球との通信によって、助けが来ること、火星から去ったチームが迎えに来ることを期待していたが、地球の職員がチームにはワトニーの生存を伝えていないことを知るとショックを受けた。
食糧確保のためにイモの栽培を始めた。イモ自体は地球から持ち込んでいたが、肥料と水がない。そこでワトニーはチームが排泄していた糞を肥料に使う。糞は困らないほどににあった。水は作った。水についてはビニールハウスみたいにビニールで部屋を囲って、中心で火を炊いて、化学反応させて作った。作られた水はビニールに水滴となって現れ、土を外から中心に向かって湿らせた。
イモ栽培によって幾分の食料を確保出来た。この調子でイモを作り続ければ4年分になるが、最悪なことに、イモ栽培していた部屋の扉が破損して、部屋から酸素が抜けるとイモは一瞬にして死んだ。
地球ではワトニーを救うため急ピッチでロケット開発が行われていた。完成後、ワトニーに食料などを積んだロケットを発射するが、急いで作ったロケットは打ち上げ後に爆発してしまった。
打つ手無しの展開で、中国のロケットを使わせてもらうことになった。中国のロケットに物資を積み、火星から地球に向かって帰還中のワトニーのチームが、宇宙空間でそのロケットから物資を受け取る。宇宙船は地球の重力(遠心力)を利用して、再び火星に向かうというもの。
中国のロケットは打ち上げ成功し、チームも物資補給が成功し、再び火星へと向かった。チームもここに来て初めてワトニーの生存を知る。ワトニーを救いに行くと1年半は地球に帰れないからメンバーの合意が必要だが、皆承諾した。良いメンバー(笑)
チームは火星に着陸できない。火星に降りると火星を発つだけのエネルギーが無いからだ。なので、ワトニーが火星からロケットでチームの宇宙船に向かう必要がある。ここで、地球の指示に従い、ロケットの軽量化するため、要らないものを外す。なんと、ロケットの先頭部も外してビニール(みたいなもの)で先頭を覆う。
ワトニーは軽量化したロケットで火星を発つ。12Gなので気を失うが割と直ぐに目覚める。(笑)
チームの宇宙船とワトニーには距離がある。ワトニーは自身の宇宙船に穴を開けて、その排出される空気を利用してチームの宇宙船に辿り着いた。
ワトニーの生存と救出作戦は世界中で注目されていたので、ワトニーの生還は世界中で喜ばれた‼
ワトニーは大学で学生に教える立場になった。学生に質問は?と聞くと、講義に参加している全ての生徒が一斉に手を挙げた。