「気分の良い痛快エンタメ映画」オデッセイ ヨックモックさんの映画レビュー(感想・評価)
気分の良い痛快エンタメ映画
終始ストレスなく見れるエンタメ映画。観る前は、孤独な人間の心理状況や葛藤などがメインに据えられているかと思いきや全くそんなことがなかった。
もっとも好感を覚えられるのが「地球への帰還のための努力」に映画のほぼすべての要素が集約されてて、無駄がないこと。普通このテの映画だと地球に残した家族や恋人との無駄極まりない凡百のお涙頂戴シーンが、これまた“とりあえず”って感じのぞんざいさでネジ込まれるものだけれど、この本作品はそれもない。
もっともかなりご都合主義なところもある。観る前は「空気と水はどうするんだろう…?」と真面目に考えていたんだが、まさかの未来のテクノロジーで空気も飲料水も電気までも心配なしとなるとサバイバルの難度もグッと下がるだろう。
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