「悲しむ前に行動することが命をつなぐ」オデッセイ 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
悲しむ前に行動することが命をつなぐ
クリックして本文を読む
前評判から逆に陽気で楽しい話かと思っていたが、かなり危機的状況を心が壊れる寸前でなんとか押し止まって、苦難のすえなんとか助かるという、壮絶な話でした。劇中のディスコソングで陽気な気分になるけど、緊張感が失われてない。素晴らしい映画だと思う。
食料がない、通信手段がない、救出に来るのは早くて4年後、こんな絶望的な状況にもかかわらず、生き抜くための努力ができるのが、宇宙飛行士というものなんだろう。それが凄く体感できる映画。何度も絶望するんだけど、その度にどうにかする!というのが、たまらなか面白く、長い時間でも飽きさせない。
通信手段をどうにかするために、パスファインダーを見つけるクダリは、鳥肌が立った。現実世界と繋がった!って思えて、そのあとは凄く映画にのめりこめた。
ジャガイモ畑を失ってからの絶望感は凄いけど、最後まで諦めず、難題を一つ一つ解決していけば必ずやり遂げられるのだ、というメッセージが勇気を与える。
とてもいい映画でした。
コメントする