「今だからこそ主人公のポジティブが必要」オデッセイ すみすみさんの映画レビュー(感想・評価)
今だからこそ主人公のポジティブが必要
4DX版で鑑賞。
火星のロングショット時浮遊感や宇宙船などの振動が映像により入り込めてよかった。
でもアクション作品ではないのでそれほど4DXの効果を多くありません。
作品はリドリースコット監督なのにポジティブです。
陽気な音楽の後の重々しい音楽。何か悪い予感がするのに、いや確かに苦難が主人公たちに襲いかかっているのに悲観や悲壮感がない。もちろん恐怖も。
本来なら火星にひとり取り残された主人公は絶望し、自暴自棄になってもいいはずなのにこの状況に立ち向かう。
1人を助ける為に世界が一つになる。ディズニー作品でもないのに。
SF映画なのにこんなに気持ちいい気分になるのは初めてかも。
それがリドリースコット監督作品なのだから驚き。
中国人がキーパーソンとして何人か出演しているけどこれは時代なのかな。すごく気になりましたけどね。
火星や宇宙の広大な感じは映画館向きなので観たい人は今のうちに映画館へ。
コメントする