「スターウォーズを宇宙の彼方に吹き飛ばす映画」オデッセイ JBさんの映画レビュー(感想・評価)
スターウォーズを宇宙の彼方に吹き飛ばす映画
これはサイエンス・ドラマではなく,ヒューマン・ドラマである。
プロジェクトの最中に火星に置き去りにされた主人公マーク・ワトニーが,
孤独を味方につけ,目前の課題を一つ一つ解決しつつ,「生き残り」に知恵を絞る。
悲壮感が感じられないのは,「課題」の解決に,微笑ましい喜びを見せるワトニーの姿。
そして,それまでの努力をひっくり返す出来事が起きても,
前を向いて立ち向かうたくましさと,ささやかなユーモア。
「火星」は,「無人島」や「人生のつまづき」と置き換えても良いでしょう。
何かに悩んでモヤモヤしている貴方に,是非見てほしい。
ヒューマン・ドラマと書きましたが,理系出身者から見ても,科学的な監修も良くできています。
(余談ですが,中国の科学者が重要な役割を果たすことにご不満の諸兄が多いようですが,決して政治的ではありません)
文句なしの秀作,脱帽!
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