劇場公開日 2016年2月5日

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「「受け入れるか、闘うか。」諦めなかった男の奮闘劇!!」オデッセイ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「受け入れるか、闘うか。」諦めなかった男の奮闘劇!!

2016年2月8日
PCから投稿

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興奮

【賛否両論チェック】
賛:絶望的な状況下でも諦めずに、生き延びるために奮闘する主人公を、時にコミカルに、時にカッコよく描いているのが印象的。作品全体の雰囲気を、明るく彩るBGMにも注目。
否:やや出来すぎで、ご都合主義的な展開はご愛嬌か。

 〝火星に取り残される”という絶望的な状況下にあっても、決して理性やユーモアを失わずに、目の前にある困難を1つ1つ克服し、生き延びていこうと孤軍奮闘する主人公の姿が、すごく心に響きます。一見すると不可能な事態に遭遇した時、諦める代わりに、
「どうすればその問題を解決出来るか?」
と考える彼の姿勢が、とってもステキですね。
 そして後半では、そんな彼を救うために、人々が一丸となって救出ミッションを計画・遂行していく様子が、緊迫感溢れる宇宙の描写と共に描かれていきます。
 それからもう1つ、ともすれば重い雰囲気になってしまいそうな本作を、明るく希望が持てる作品に変えているのが、BGMの存在です。音楽に注目しながらご覧になってみるのもオススメです。
 「『自分は死ぬ。もう終わりだ。』と思った時に、それを受け入れるか、闘うか。」
というマークの言葉が、彼だからこそ心に響く、そんな作品です。是非劇場で観てみて下さい。。

映画コーディネーター・門倉カド