星ガ丘ワンダーランドのレビュー・感想・評価
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中村倫也と佐々木希の透明感
『星ガ丘ワンダーランド』(2016)
『半分、青い。』に出た中村倫也主演と知り、観る気になったのだが、タイトルは舞台になっているが、まるで想像していなかったような話だった。映像美というか雰囲気がすごい映画だと思ったが、中村倫也は朝ドラでみて、『海月姫』(2014)にちょっとだけ出ていたりしたのは知ったが、中村倫也がすごい俳優だとわかるのはこの映画だった。佐々木希も含めて、透明感、喪失感というのか、大変な演技だった。菅田将暉はこの作品ではちょっと濃すぎてしまったと思う。言うなれば、離婚してしまった親が二つの家庭を残してしまったために、双方の子供たちが辛い思いをしてしまうという離婚の悲劇なのだが、それでも原因を作った母親を慕う子供という複雑な展開だった。ヒューマンドラマであり、どうしようもないやるせないミステリーでもある。離婚は良くない。映画の質は高いと思わされた。
リアルなファンタジー
ファンタジーでした。
夫婦間の問題や、事件、残された子供達など、現実味があるような部分はあるけれども、駅の落とし物の管理や遊園地、タップダンスのおじいさん等、どこか不思議ワールド。
風景の描写や、少年少女、観覧車、室内なのに降り積もる雪も、どこか空想世界なところがあって、絵本の中にいる気分でもあった。
光がキラキラしている綺麗な映像の印象が強い。
主人公の穏やかなのか、気持ちを圧し殺しているのかわからない表情が、過去の何かを探らせようとしていた気がした。
それぞれの思いが交差して、行き違いや勘違いもあり、それぞれの人生がある。
どの立場でも苦しく何かを抱えている。
母の償いであろう、思いを知ったときに涙した。
出ている俳優陣はみんな好きだった。
退屈。
ストーリーは伏線が多くてどーなるんだろ〜と思ってたのがうまくまとまってたからまあ良かった。でもトータルでいうと退屈だった。あれだけ脇役にいいキャストを使うなら、もう少し役者の良さを引き出して欲しかった。
にいちゃんが悪い奴じゃなくてよかった。
_φ(・_・映像が印象的な映画
正直前半はダルな展開で寝てしまいそうでしたが、佐々木希が出てくるあたりからどんどん引き込まれていきました。
母親の死が事件っぽい展開になるのですが、さにあらず。死の真相がわかるにつれそべての人の人生がスタートしていくといった
展開。
昔の記憶っていうのは自分に都合よく残るもんで、良いも悪いも自分の人生に大きく影響し、悪い影響だと
人生つまらんものになってしまいます。この映画の登場人物は人生がつまらないものになる前に真実がわかりめでたしだな!
映像がとても好きな作品で話自体だけだと★2だったけど★3です。
それぞれの想い
落し物預かり所で働く1人の青年をとりまくいくつもの想いが重なり合う美しい家族ミステリーであった。豪華キャスト陣や美しい演出で素晴らしい作品を見る事ができた。この作品は全体を通して[光]を駆使していて、本当に美しかった。カメラさんの技術力の高さに圧倒された。
今までみた映画の中で演出力はずば抜けていると思う。
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