「もっとも学生感があるスパイダーマン」スパイダーマン ホームカミング 映画の子さんの映画レビュー(感想・評価)
もっとも学生感があるスパイダーマン
スパイダーマンホームカミング 【IMAX 3D】
鑑賞日 2017 8/11
もっとも高校生らしい主人公で、設定そのものに違和感を感じることはなかった。過去作と1番違うところは、なによりアイアンマンがピーターパーカーの師匠として登場することで、ミスをし、スタークに叱られるところなどがまたピーターパーカーの若さを表現しているようだった。だが、見ていて嫌だと感じたことが4つあった。まず1つ目は「親愛なる隣人 スパイダーマン」の過去作との意味合いの違いだ。過去作ではスパイダーマンは道路に飛び出た子供を助けたり、いじめられてる子供を助け、さらに「君、名前は?おお!いい名前だね!」と励ましたりなどといった善行から、住民の信頼を受け「親愛なる隣人」と呼ばれるようになったのに対し、ホームカミングではスタークの言う、「君はアベンジャーズのようなヒーローにはまだならなくていい。ご近所で活躍する『親愛なる隣人 スパイダーマン』であればいい」という意味の違いがあり、違和感を感じた。2つ目は、スパイダーマンの1番の魅力といっていい、ビルからビルへのスウィングがほぼなかったことだ。せっかくIMAX3Dで上映していることの意味がないと感じた。3つ目はこの映画を見た誰もが思ったことであろうヴィランであるヴァルチャーが弱すぎることだ。その最後はあまりにもあっけない。今までめちゃくちゃ強かったからピーターを追い詰めたにもかかわらず操縦を失敗し、火の中に落ち、ピーターに助けられるのだ。かなり期待はずれだった。そして最後の4つ目は予告編だ。ほぼストーリーを公開しているのだ。だから映画を見る前にほぼストーリーがわかってしまいあまり楽しめなかった。