劇場公開日 2017年8月11日

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「次回作が勝負。」スパイダーマン ホームカミング youthさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5次回作が勝負。

2017年8月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

この作品は、まだ半人前で自信過剰な主人公=スパイダーマンがアベンジャーズに認めてもらえるかどうかを描いている。
それが大きな柱で、他にはスパイダーマンといえばと言った恋愛や友達、そして今回は学校行事にも力を入れて(?)頑張っている。
2つの顔が分けやすいので、
まずは高校生の方。
こっちはまぁ良かった。テンポもいいし、ネッドとの関係は見ていて楽しい。
でも、他の脇役たちはあまり活かせなかったか…
フラッシュはサム・ライミ版ではいかにもないじめ主犯格だったが、今回はどちらかといえばいじめられちゃいそうな小ちゃいフラッシュ。
ここは、敢えてそう選択するよりも定石通りイメージしやすいいじめっ子タイプをキャスティングした方が良かったし、
いじめっ子をギャフンと言わせるような行動こそカタルシスを生みやすいしこれはもったいない。
後、アンゴーリーライスちゃんがもっと見たかった。
もう1つの顔である、スパイダーマン。
おしゃべりで能天気なキャラだと言うことは承知済みだが余計な一言や無理に笑いを取ろうとする発言が少し胡散臭く、気に障る。
スパイダーマンと言えども、落ち着きのあるスパイダーマンを次作以降見てみたいしそこが見所の1つになることは間違い無いと思う。
とにかく今回のスパイダーマンに関してはあまり良い印象がない…
そして、アクションシーン。
暗くてよくわからない、何が起こってるのかわからないシーンが多かった。
しまいには、暗闇の夜空の飛行機シーンでは真っ暗だと見えないから飛行機自体チカチカ発行させて何が起きてるか見せていたが、流石に目が痛くなり目を瞑りたくなった。
そして圧巻だったのがロバートダウニーJrだ。
登場シーンは極端に少ないものの、やはり圧倒的なカリスマ性や存在感、緊張感が一瞬にしてその場を包んでしまう。
この使い方はとても良かった。
最後に散々書いてきたが、全体的に見ればテンポもいいしとても夢中になれるし、笑えるシーンもいくつもある。
今回は一作目だから色々やれないことがあったかもしれないが、次回作は更に進化したスパイダーマンを確実に見れるはずなので楽しみです。

izzy