劇場公開日 2016年1月30日

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「素人だけで踏み込んだ顛末」残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋 nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5素人だけで踏み込んだ顛末

2025年4月11日
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久しぶりに竹内結子を見たくなった
最近はアンチエイジングが定着し、美魔女が当たり前になってきたが、10年前の封切り当時は35歳を過ぎると、ガクッと出演オファーが減ると言われていた
ちょうど35歳だった竹内結子
まだまだ大人の女性の魅力に溢れている
とはいえ、こういう作品に出る人ではなかった
仕事を選べる状況では無くなっていたのかなあ
5年後、あのようなことになるとは思いもよらなかった
この作品の影響というのは、まあ・・・下世話な憶測でしかない

祟りの話なんですが、貞子や伽椰子のようなパーソナリティーがはっきりしない分、怖さは薄れますね
ただ、勢いよく振られる首吊り死体は変に怖い
何事も極端なのは恐怖を増すようです
まあ、素人がなんの対策もなく踏み込んだらだめですよねえ
ちゃんと霊能力者とか雇わないとね

話がどんどん古くさかのぼるほど、関係者がふえ、だんだん間延びして観客が疲れてしまい、怖さが分散したきらいがあるけど、やはり、役者が揃うだけで見応えのある作品になるんですね

監督の中村義洋はホラー専門じゃないけど、いい作品を作りますね
伊坂幸太郎原作の作品は彼だったんだ
とはいえ、”ほんとにあった!呪いのビデオ”に関わっていたり、ナレーションもやってるんですね
子供向きながら、けっこう怖いアニメの”ダークギャザリング”のナレーションなんて、大人でも震えます

10年前の作品なので、橋本愛は十代
顔にシャープさがなく、子供っぽいのがいい
成田凌もデビュー作後の駆け出しだったし、坂口健太郎も初々しい
滝藤賢一は、まだどうでもいい役だったし
小野花梨がチョイ役で出てました
時の経つのは早いですね
50歳の竹内結子がいないのがさびしい

nakaji
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