「21世紀の戦争の形。」ドローン・オブ・ウォー ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
21世紀の戦争の形。
無音の戦争。
上司に命令された場所を、ドローン攻撃の為のボタン1つで静かに消去していく。
それはまるで、パソコンに残されたデータをデリートしていくような感覚でしょうか。
静かすぎる戦闘シーンを観ていると、、彼は本当に戦いの真っ只中にいるのか、段々分からなくなっていきます。
車で家に帰り、普通のサラリーマンのように妻と娘に愛情を持って接し、仕事ではボタン1つで人を殺している…。
最もリアルを感じないリアルの場。
この矛盾な世界は、これから先の21世紀の戦争の形を表しているのかもしれないと感じました。
考え深いです。
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