「マルコム覚醒」DOPE ドープ!! ペンペンさんの映画レビュー(感想・評価)
マルコム覚醒
dope、ちょっと変わった映画です。もちろん良い意味で。
愛すべきオタク3人衆が繰り広げるドタバタ青春活劇的なお話。
貧困、差別、クスリ、暴力といった冷静に考えれば、すごく悲惨な状況なのに、全編に渡って、とにかく底抜けに明るい。もう、清々しさすら覚える。
マルコム君は、大学の入試論文に自分の事や身の回りの事を書いたって面白くない、アイスキューブ論の方が斬新でしょ、人と違うでしょ的な秀才君でしたが、色々あった末に、こちら側とあちら側を行ったり来たりするうちに、本当の自分についてを語るようになります。
ドタバタ劇の最後で、マルコム君は一瞬あちら側へと行きかけましたが、なんとか踏み留まりこちら側へと生還しました。この臨死体験?的ものを経て、彼のアイデンティティは覚醒したのでしょう。
なんか、最後めっちゃカッコいいし。
あと、とにかく最初から最後まで音楽がカッコいい。
スピード感もまま良い。
良い感じです。
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