「ヒーロー映画としては微妙」ワンダーウーマン おまけさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒーロー映画としては微妙
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映像は綺麗なのでアクション映画としてはありです。ヒーロー映画としてストーリーを追うと出来事が悪いと思いました。
原作の設定等はなしで単体として語ります。
平和のために、争いをもたらす戦いの神アレスを倒そうとするアマゾネスの戦士ワンダーウーマンvsアレス、第一次世界大戦のイギリスvsドイツが元々の構図のはずです。なのに仲間に止められたにも関わらず世間知らずのワンダーウーマンがイケメンスパイに唆され、イギリスの味方をしてドイツ人を殺しまくるのはヒーロー映画としてはどうなんでしょう。争いをなくすためだ、人々を助けるためだと事あるごとに言われて彼女はそれを信じますが、平和のために争うことが愚かだと気づかないのでしょうか。
第一次世界大戦の元凶はドイツの指揮官に化けているアレスで、彼が煽動している、彼を倒せば戦争は終わると思い込み暴走しますが、どう見ても彼じゃありません。終盤指揮官を殺しますが当然争いは終わらず、人間同士は自ら争っているだけという。そしてアレス味方になるよう誘われ断りますが、断った理由が愛…?そんなに俗世の人間に愛を感じる出来事あったかな?万が一イケメンスパイと恋愛関係になったことを指しているのなら薄すぎて残念です。
ヒーロー映画はやはり単純にイギリスのヒーローvsドイツとか、人類の味方の神vs邪神とか分かりやすい構図のほうがいいと思います。キャプテンアメリカやソー、自分の欲のために動くダークヒーローを見習ってください。
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