「ヒロインガル・ギャドット、その恋するお相手クリス・パインが魅力的。ユーモラスなアクションもgood、ただ後半の戦いには興醒め」ワンダーウーマン Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒロインガル・ギャドット、その恋するお相手クリス・パインが魅力的。ユーモラスなアクションもgood、ただ後半の戦いには興醒め
パティ・ジェンキンス監督による2017年製作のアメリカ映画。
原題:Wonder Woman、配給:ワーナー・ブラザース映画。
ガル・ギャドット演ずる主人公、強くて美しくて言語や化学式に習熟しながらお嬢様的チャーミング性を併せ持つキャラクター造形がとても良かった。女性だけが住む島で闘い方を少女の頃から学んだ彼女が連合国側スパイのクリス・パインと連れ立って第一次世界大戦の前線に赴き、個性的な仲間と共に戦うストーリー展開もとても良かった。彼女の人間離れした描写、例えば岩でできた壁を手で破壊しながら登る描写も,ユーモラスであり楽しめた。
初めて見るクリス・パインも、知的な風貌で碧い眼が魅力的で、ヒロインと相思相愛となる役柄にとても良くフィットしていた。特攻隊の様に命を投げ出して飛行し戦渦を救う最後は好みでないが。
ただ、悪のラスボス登場展開で黒幕としてデビッド・シューリスが登場し、「ハリー・ポッター」の印象もあり、魔法?を用いてワンダーウーマンと対決するところではあまりに現実から遊離して興醒めがしてしまった。ということで、後半の脚本の出来はあまり良くないと思えた。
監督パティ・ジェンキンス、製作チャールズ・ローベン 、デボラ・スナイダー、 ザック・スナイダー 、リチャード・サックル、製作総指揮ジェフ・ジョンズ 、ジョン・バーグ 、ウェスリー・カラー、 レベッカ・スティール・ローベン、 スティーブン・ジョーンズ 、スティーブン・ムニューチン。
原案ザック・スナイダー、 アラン・ハインバーグ、 ジェイソン・フックス、キャラクター創造ウィリアム・モールトン・マーストン。脚本アラン・ハインバーグ、撮影マシュー・ジェンセン、美術アリーヌ・ボネット、衣装リンディ・ヘミング、編集マーティン・ウォルシュ、音楽ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ、
視覚効果監修ビル・ウェステンホファー。
出演 ガル・ギャドット: ダイアナ/ワンダーウーマン、クリス・パイン:スティーブ・トレバー、ロビン・ライト:アンティオペ、コニー・ニールセン:ヒッポリタ、デビッド・シューリス:パトリック卿、ダニー・ヒューストン: ルーデンドルフ、エレナ・アナヤ: マル博士、
ユエン・ブレムナー:チャーリー、ルーシー・デイビス、リーサ・ローベン・コングスリ、
サイード・タグマウイ、ユージン・ブレイブ・ロック。