劇場公開日 2017年8月25日

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「女性目線のスーパーヒーロー映画。乃木坂46の歌が聞きたかった。」ワンダーウーマン Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5女性目線のスーパーヒーロー映画。乃木坂46の歌が聞きたかった。

2018年12月3日
PCから投稿

原作は知らないけれど、映画見たところでは、通常のヒーロー映画と違うのは、主人公のスーパーヒーローが女性に変わって、女性監督ということで女性目線に変わって、舞台が普通は現代になるところが第一次世界大戦の時代に変わっただけのような感じがした。

自動車に例えると中身は同じだけれど、女性の意見を取り入れて、クラシックな感じにモデルチェンジしてみましたみたいなところかな?

『マッドマックス 怒りのデスロード』みたいに自動車の上に自動車乗っけて、その上にまた自動車乗っけたみたいなマッドな常識外れの自動車(映画)ではないと思う。

スーパーヒーロー→女性 / これはよかった。男見ていてもそれ自体ではつまらないけれど、女性でしかもすごくきれいで表情豊かで演技力のある人だったので見ているだけで楽しかった。戦うところもかっこよくて、しかも強くて美しくてよかった。女性監督だと、だいたい色気的なものがなくなるのだけれど、コスチュームのせいかもしれないけど、セクシーな感じもそこそこあってよかった。

男性目線→女性目線 / 男性目線だと主人公が女性ということでイジリたくなる。ワンダーウーマンみたいな人だと、女性なのに強いとか、女性なのに頭いいとか、女性なのに恥ずかしがったり怖がったりせずに堂々としている、みたいなところをツッコミたくなる。でもそういうことを全然やっていなくて、最初から最後まで至極当然みたいに扱っていた。でも女性だからどうのこうのはいいんだけれど、ワンダーウーマンの超能力は多少ツッコんで驚いてほしかったとう気もした。

現代→第一次大戦の時代 / たぶん毒ガスを新兵器として使うため設定なのだろうと思った。通常のストーリーだとここは核兵器になるところ。核兵器は映画の中ではまず使えないけれど、毒ガスは使えるので、なにやら恐ろし気な映像を作れて使い勝手がいいような気がした。あとロンドンの古い町並みや建物、インテリア、衣装、古い飛行機や戦車などの兵器も面白かった。

映画の三分の二くらいまでのところは上記理由で面白かったのだけれど、だんだん飽きてきて、最後に敵のボスキャラが出てきて超能力対決となるところで上記のところが全然関係なくなり、かなりテンションが下がって眠くなった。

途中までおもしろかったのに、結局最後はこうなるのかと、かなり残念な気がした。

これだったら、ボスキャラをなしにして、人間は助けるに値するのか?結局戦争や殺し合いは止められないのか?的な問題提起で終わりにしてほしかった。

あと本編には関係ないけれど、最後のエンドロールのところで、歌詞の内容は合ってないのかもしれないけれど、乃木坂46の歌が聞きたかったような・・・?

Push6700