劇場公開日 2017年8月25日

  • 予告編を見る

「アメコミ好きとか関係なくオススメ」ワンダーウーマン シネマニアV3さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アメコミ好きとか関係なくオススメ

2017年9月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

DC映画が遂に挽回しました!あまり期待せず見に行ったら、予想を良い意味で裏切ってくれました。これまでのDC映画の中で1番骨格がしっかりしつつ、シンプルな、満足できるヒロイン映画を見ることができました。

これまでのDCエクステンデッド・ユニバースの作品は詰め込め過ぎても、シンプルにしても、どこかからぶってる感があって良いとこもあるんだけどコレはな〜...と感じる作品ばかりでした。が、今作は色んな所に転がりつつも、主人公の心情変化に焦点を置いてたので見やすいし、ヒーロー映画にあるスカッとする感じがクライマックスにかけて味わえました。

そして意外にも他のメッセージ性もなかなか。当時の女性の立ち位置や戦争のことについても、日本との見方は違うとはいえ、ないがしろには描いてなかったのもgood job。過去作と比べたくはないのですが、「マン・オブ・スティール(2013)」でのスーパーマンとゾッドの人間に対する価値観の争いが物凄く薄っぺらい内容だったのに対して、今作はクリス・パイン扮するスティーブの言葉や戦争の悲惨さをダイアナが経験したことによって、彼女の成長や後々の答えに説得力がありました。それにしてもラスボスはありきたりな気もしなくはないですが汗。いや〜、本当に昨年のバットマンとスーパーマンの喧嘩はなんだったんだ⁉︎w

スローを活用したアクションシーンはただただカッコいい!あのテーマも相変わらずで。ただ映像はちょっと暗かったな〜。近年のDC映画のほとんどに言えることだけど。

まあ、課題もちょいちょいあるものの、アメコミを知らない女性陣も見終わっていい気分で映画館を出れるかと、思います!

最終評価は90点! さあ、次は「ジャスティス・リーグ」!

シネマニアV3