「素材はイイのにマズイ料理」スーサイド・スクワッド ほにゃららさんの映画レビュー(感想・評価)
素材はイイのにマズイ料理
この映画の存在を知って以来、凄く楽しみにしてきたが、アメリカで先に公開され、その評判を確認した後は、過度な期待は止めようと思った。
それでも意外と良かったりするのでは?と淡い希望を抱きつつ鑑賞したが、やはりそれは報われなかった。
個性的なキャラ達を紹介する序盤は良かったが、次第にいまひとつ納得しづらい展開が続き、こっちの気持ちを置いてけぼりにしたままクライマックスへ。
劇中一番のワルいヤツに対して、最後の最後には多少スカッさせることがあるはず!(それさえあれば多少は目をつぶろう)と思ってたが、そんな気配すらなく終了してしまい、ホントにガッカリした。
ハーレイクインはカワイイし、デッドショットもカッコイイのに…魅力的なキャラや設定が、シナリオ的にはほとんど活かされず勿体無い。
監督の前作『フューリー』は割と良かったから期待してたのに、、、。
脚本も書いたということだが、この監督はきっと、コミックとは相性が良くないのだろう。それを見抜けなかった、DCのプロデュースにも問題があると思う。
事実、マーベルはことごとく監督選びに成功してるのだから。
スーパーマンvバットマンといい、今作といい、このままじゃあDCはマーベルに完敗だ。
いい素材をうまく料理できず、ホントに残念な映画だった。
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