湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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ラストにタイトルどーん!
欧州映画のようなシュールな結末
何と言っても宮沢りえの女優力が炸裂!!
リアルに一女の母だけに娘とのやり取りの説得力が半端なくて流石です。
レディースデーに観たので、周りの人のすすり泣きが結構聞こえました。
杉咲花演じる娘にはある特技があって、それが後半、涙腺を激しく刺激してきます。
やられた!!って感じ。
予告編では銭湯の奥さんの奮戦記みたいに編集されてましたが、
そんなに単純なもんじゃ無い、もっと、深い、
それこそタイトル通りの「熱い愛」の物語でした。
宮沢りえさん自体が、確か、幼くしてお父さんと別れて、
なかなかにパワフルなお母さんと、二人三脚で頑張って来た
背景があるので、今回の役は、勝手な想像だけど
とても、思い入れが大きかったのかもしれない。
結末はアッと言うもので、人によっては
そんなに馬鹿な!!と思う人もいるかもしれないけど、
欧州系の映画では、大人のファンタジー的にこう言うの有りなので
銭湯と言うとても日本的な場所で、
欧州映画のようなこの結末を思い付いた時点で5億点!!
ってかんじです。(意味わからんかも〜(笑)
泣いて泣いて心をリフレッシュしたい方にはお勧めです。
オダギリジョーの安定のダメさ加減は勿論ですが、
杉咲花ちゃんが頑張ってました!!
他にも、子役ちゃんが出てて、持ってく持ってく!
半端ないっす。
それと私は観るまで知らなかったけど、松坂桃李君も出てますよ。
脱水症状なるわ
自然と…
女の優しさがあるとすれば
予告編の通り、余命数か月を告げられた母親が、失踪した夫を連れ戻し、いじめられている娘を立ち直らせ、休業していた銭湯を再開して、それまでの様々な経緯(いきさつ)に決着をつける物語だ。
ストーリーはそれほど波乱万丈ではないが、ディテールが結構凝っている。特に放浪の旅をする松坂桃李の拓海くんとのシーンはとても印象深い。拓海くんを助手席に乗せて宮沢りえの幸野双葉が運転する場面で、不自由なく育って小さなことで悩んで旅に出た拓海くんを、駄目な男として頭からはっきり否定する。そして拓海くんと別れる駐車場に車を止めたとき、子供たちから見えない車の背後に呼ぶ。てっきり拓海くんを平手打ちするか、どやしつけるのかと思ったら、双葉は拓海くんを思い切りハグする。駄目な人間だろうが、そんなことは関係ない。双葉にとっては出会った人間が無条件に愛しいのだ。この場面はこの映画の白眉である。世の中ににまだ女の優しさというものがあるとすれば、まさにこれが女の優しさの真骨頂だ。
宮沢りえは、2014年に渋谷のBunkamuraシアターコクーンで観た芝居「火のようにさみしい姉がいて」でなんとも中途半端な演技をしていただけに、これほど深い女の愛情を表現することができたのは驚きである。あのときは蜷川幸雄の演出が合わなかったのかもしれない。逆にこの映画の監督の中野量太さんとはよほど相性がいいのだろう。舞台の縮こまった演技とはまったく違って、役柄をのびのびと演じており、自由で心の広いヒロインが兎に角際立っていた。彼女の女優人生にとって最高のエポックとなった作品に違いない。
杉咲花の安澄がどのようにいじめに立ち向かうのか、中野監督のお手並み拝見というところだったが、予想もしなかった行動でいじめっ子の女子たちにカウンターパンチをお見舞いする。誰も責めず、誰も傷つけないが、極めて効果的なやり方だ。ただ、思春期の女の子にとっては清水の舞台から飛び降りるほどの勇気が必要な行動である。その行動に先立っては、双葉が下着をプレゼントするシーンと、さらにその前に安澄のスポーツブラを片づけながら呟くシーンがちゃんと伏線になっている。見事である。
中野監督が、自分で造形した幸野双葉という女性に心から惚れ込んでいるのがストレートに伝わってくる作品だ。愛情が深すぎて、タイトルまで大袈裟にしてしまったが、タイトルに沿ったストーリーもちゃんと用意されている。少しやり過ぎの感もないことはないが、登場人物の誰もが双葉の優しさに包まれていることを考えれば、こういうラストもあっていいだろう。双葉の最後のシーンはそのままポスターになれば日本中の男性が買うのではないかと思うほどの、息を呑む美しさだ。あと何十秒か長く見たかった。宮沢りえはまだまだSanta-Feの宮沢りえなのだ。
愛が止まらない
宮沢りえの中かはこみ上げて来る愛と家族の愛に1年分の涙を流した。
ところどころ、ここでこんな事言う?ここでこんな事するかな?と引っかかるところはあったけど、宮沢りえの厳しさの中にある愛情や杉咲花さんの愛に応える頑張りに、その度に泣いた。下着になりシーンは伏線も含め素晴らしく抱きしめたくなったし、お母ちゃんの愛の伏線が回収される度に感動した。
オダギリジョーのちゃらんぽらんなオヤジも素晴らしかった。
今はこれしか出来ないと言う提案も馬鹿げてるけど精一杯でとても良かった。
宮沢りえのお母ちゃんはお母ちゃん史上一番格好良かった。
ラストはゾッとしたけど、みんなの表情やお母ちゃんを思うと最後まで格好良いじゃんと思えた。
久々に心の震える思いのした作品
少しのつもりが・・・
泣き映画
心の声が
熱い魂
子役二人の演技が特に素晴らしい
色んな見方があるんとちゃう⁉︎
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