「戦後の憲法生成を考える「教科書」映像」天皇と軍隊 ちんたらさんの映画レビュー(感想・評価)

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天皇と軍隊

劇場公開日 2015年8月8日
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戦後の憲法生成を考える「教科書」映像

6年前、日本に関心が高まったフランスで、いったい日本ってどんな国なのかを示す材料として、戦後の憲法の生成過程を丁寧に映像で見せた展開。「天皇」にしろ「軍隊」にしろ、矛盾に満ちて謎めいた東洋のシステムを史実に基づき紐解いてゆく。

歴史を映画にすると、良くも悪くも政治的意図や監督の志向がダイレクトに出やすく、それはそれで面白いのだけれど、この作品には、そうした押しつけがましさはなく、観る人の自由な解釈を促す。立場的に異なる論客のインタビューも巧みに処理されていて、作品に厚みを出しているように思えた。

抑えたトーンの音楽が付き、日本で撮影された映像は耽美的な美しさがある。

6年前の作品が、日本で上映されるのも、安保法案を巡る議論が高まり、戦後の原点を示す作品が再注目されたからなのだろう。現在の議論を整理する上でも参考になると感じた。

ラストシーンに、ドキュメンタリーならではのちょっとしたトゲがあって唸る。すでに故人となった論客の遺言のような言葉もこの映画の見どころの一つかもしれない。

ちんたら
さん / 2015年7月6日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:試写会
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