「尻尾の先まで餡子の詰まったスパイコメディ」SPY スパイ よねさんの映画レビュー(感想・評価)
尻尾の先まで餡子の詰まったスパイコメディ
CIAの内勤アシスタントが相方のスパイの殉職をきっかけに現場入り。相方を殺した武器商人を追うが、やることなすことがしっちゃかめっちゃかな事に・・・という、日本ではまだまだ知名度が低いもののコメディエンヌのトップランナー、メリッサ・マッカーシー主演によるオールドファッションなドタバタスパイコメディ。
定番の007的なフォーマットからスタイリッシュに始まり、スパイ映画のお約束をきっちり踏襲していて唸らされますがあくまでコメディ映画。ものすごく解りやすいレベルで小学校低学年の男子児童が大喜びしそうなレベルの下ネタをそこかしこに仕込んでくるので場内大爆笑の連続でしたが、このままのフォーマットで日本のシネコンで公開される事は残念ながらまず不可能でしょう。
頭髪の後退ぶりが個人的に他人事でないジュード・ロウとジェイソン・ステイサムが肩の力が抜けた感じで好演している点も好印象、エンドクレジットの最初から最後まで映像がとにかく凝っているので尻尾の先まで餡子が詰まった鯛焼きみたいな爆笑映画でした。
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