この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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若い人に観てもらいたい
あまりアニメ、観ないんですが、友達に誘われて観に行きました。観て良かった。
のほほんとした主人公が戦争の不合理を知ってしまう過程を描いています。
胸に沁み入る映画
祖父母達の生きぬいた戦争を、まるで自分の体験のように感じられ、アニメとはいえ現実感がありました。
細やかな生活描写の中に、一人一人の心の揺れをさりげなく上手に表現していたと思います。
それだけに、胸に沁み入りました。
声優とキャラクターがよくマッチして、音楽も良かったです。
原作も読んだことがなく、大した前知識もないままに見ました。 悪い映...
原作も読んだことがなく、大した前知識もないままに見ました。
悪い映画でないことは、世間様の評価ほどにはなりませんでした。心がすさんでますかねぇ・・・?
他の方のレビューを見ると、人生でベスト映画とまで称賛される方がいらっしゃるのですが、私にとっては普通にいい映画でした。ちょっと間延びしてる感も感じたくらいですが、苦痛になるほどではなかったです。
三丁目の夕日の呉・広島編
確かに、タイムスリップして、あの時代を体験した感覚になる。三丁目の夕日の呉・広島編だね。
それから、画力が凄い。日本のアニメーションは進化してる。フツーの絵のように見えて、いろいろな技術を駆使してるのが素人にもわかる。
精神年齢が若いなら、「君の名は。」の方が面白いと思うだろうけど、戦中・戦後派ならこの映画でしょう。
2016年、2017年はアニメの当たり年だね!
悲しい
観終わって、しばらく悲しい気持ちが拭えなかった。空襲が何度も来る毎日を過ごした人たちがいたことに改めて気付かされた。終戦直後のシーンは計り知れない悲しさ・悔しさを感じた。激動の時代をすずさんが持ち前のほんわかさで前向きに生きていく姿がすごく印象的だった。
この世界の片隅に
背景にある事実が、戦争映画をこれだけ静かに描くことができるのかと思うとともに、戦争中でも毎日戦争があるわけじゃないという話を思い返した。まあ、とってつけたような政治的ポーズが臭いけれど、終戦直後で「真相こうだ」なんてものは聴いていない、本当の浦野すずはただ口惜しかったろうと思う。
上映館数をもっと増やして欲しいです。
レディースデーではありましたがそれでも平日だからと思い、水曜日に時間を作れたのでようやく観に行きました。しかし、席は最前列しか空いておらず仕方なく初の最前列で、鑑賞しました。
入ってみるとお客さんの年齢層はかなり高めでしたが、男女比はほとんど変わりませんでした。驚き。
戦争を、特に広島を舞台にした映画であるので暗く重いストーリーであることを覚悟していたんですけれども、いい意味で裏切られました。超大作です。感動。
これこそ感想を長く語らなくとも「観れば良さが分かる」映画です。というわけで感想は、[面白いやつまらないでは表せない映画]この一言にします。
この映画はもちろん全ての世代が観るべきですが、特に戦争を体験していない若者こそ、絶対に観るべき映画です。全国の若者たち!(私を含め)この世界の片隅に!を観て後世にこの映画を伝えていきましょう!
上映館数が少ないから-0.5しようかなと思いましたが、それ込みで5つ星です⭐️
何度でも見たくなるアニメ映画史上最高傑作
この映画を見たあとにしみじみと当たり前の日常を生きていくことの幸せを教えられたような気がします。自分の中では生涯ベスト級の映画に出会いました!!この映画をはじめて見る人はこれまであった戦争映画のような重々しいものを見るという先入観は一切捨てて見て欲しいです。何気ないシーンにも実は深い意味が描かれていて一度見ただけでは、なかなか全てはわからないくらいに除法量の多い作品でした。一回見た人は原作やガイドブック等を読んでもう一度見直しに劇場に足を運ぶのがオススメです。また、この時代を知っているおじいちゃんやおばあちゃんが家族にいらっしゃれば是非一緒に見に行くのもいいと思います。一人でも多くの方に見ていただきたい作品です。
この俺が2時間半飽きずに見れるだなんて
3時間バージョンでも余裕で見れたことでしょう。
もしもあの人と結ばれていたら。
もしも反対側の手を繋いでいたら。
もしもあの時全力で走り出していたら。
もしもあの日帰省していたら。
もしも今まで通り絵が描けるなら。
色々なもしもが現れては消えて行き、全てのもしもは夢のようなのものなのだけれども、現在のこの世界の片隅で、この映画を見れて幸せです。
日本映画史にそびえる巨大な作品、見てから死ぬべし。
第90回キネマ旬報日本映画ベストテン第1位。
いまだからこそ
キナ臭い昨今の社会の状況を見つつ、いまだからこそ作られた映画なのだと実感した。大手の製作会社が金を出さず、クラウドファウンディングで製作費をまかなったという事実も象徴的で、テレビドラマの安易な焼き直しが観客動員を稼ぎ、映画作り自体が商業主義によって合理化され本来のモノツクリの息吹を失いつつ有ある現在、口コミで動員を拡大し配給館を劇的に増やしていったということにまず拍手を送りたい。そして、普段ならばそうしたニュースに我先にと飛びつくマスメディアの多くが、その事実を報道することに消極的である印象も否めず、それもまたここ10年ほどの風潮を思わせる。
作品としては、まずアニメーションによる表現技術のレベルの高さ、卓越したセンスの良さが特筆ものといえる。柔軟でシンプルな絵柄のタッチが物語ともよく似合い、時折、ヒロインの心象風景を表すかのように展開される画面いっぱいの『絵』の構成が胸に迫る。彼女が居た風景、彼女が視た風景、そして彼女がなにを想ったかについて考えずにはいられない。淡々と綴られる戦中の庶民の日々、夫婦や家族の普通の情景に薄暗い時代が陰を落とす。いまとは掛け離れているようで繋がっている戦争の日常が、主人公の姿を通して我々に伝えて来るもの…。映画が伝える得体の知れない衝動を胸において、いまも世界の各地で空襲は繰り返され、核は作られ、そのことに対して我々はやはり無力だという事実を思い起こす。だが、それでもいうべきこと、やるべきことがあることをこの映画は教えてくれる気がした。上映後はやるせない沈黙が映画館のなかに漂っているようで、私は思わずまわりを見た。その沈黙は感動か。いま、その感動でなにかを変えることはできるのか。
キャパシティを超えた
感想を言おうにも自分の中にあるキャパシティを超えてしまった…。
すごいとか感動したを遥かに超えて観終えた今身体の力が抜けています。
ただ自分自信身近な人の死に対するトラウマを長年抱えていて今このトラウマが蘇ってきて苦しいやら自己嫌悪に落ち入り自暴自棄になっていたのですが
映画の中に出てくる
「時代は変わっていく」
と言うセリフに頭の中のドス黒いトラウマをスコーン!って撃ち抜かれた感じです…本当に。
良く聞くセリフなのに映画の中の話の流れが流れだからだろうか?
とにかく全身の力が抜けある長年抱えていたドロドロしたドス黒いトラウマがある意味除霊と言うか浄化された感じです。
下手な自己啓発本読むよりよっぽど効きます。
もうこの映画は好きだとかベスト映画を超えた別枠な作品になりました。
脚本の力
戦争を題材にしたものはたくさんあるけど
これだけ当時の生活にスポットを当ててるのは珍しいと思う。
戦時で生き抜くしんどさ辛さもあるけれど
生き抜く努力も表現している
その努力の見せ方が面白い
最近のグルメアニメを見てるかのよう
アニメだから表現できることなんだろな
これこそ世界中に発信すべき
3回観ました。
1回目は真っさらな状態で、2回目は1回目の衝撃のままに、3回目は原作を読み、パンフレットにも目を通して万全な状態で。
もうとにかく素晴らしい。悪いところあります?ストーリーが素晴らしいことは言うまでもない。のんの声優も素晴らしい。コトリンゴの歌も素晴らしい。
そもそも原作が伝説級というか、神っとる。あれを実写ではなく、アニメでやったことを何よりも讃えたい。食べる、寝る、着替える。私たちが普段何気なくしていることを丁寧にアニメで描くことで視聴者は感動を覚える。近年では細田守作品によく見られるが、今作はその日常こそが主役。当たり前の行動が細部にまで丁寧に描かれていて、全く地味さは無かった。それをやり遂げただけでもこの作品は褒められるべき。
確かに、遊郭でのストーリーが原作からカットされていて不自然なシーンもないことはなかったが、全く気にはならない。それに、そのシーンを入れると3時間、4時間の映画になってしまう(それも観たいけど)
とにかく観ましょう。映画→原作の順をオススメします。
この世界の片隅に存在する自分を含める一人一人を尊い存在に思うはず。そして、この映画を世界中の人が観れば、永遠に戦争は起こらないはずだと信じています
アニメーション、なのに
ヒットは喜ばしい良作だと思う。しかし、アニメーションでなければ描けない表現が少ない気がして、今ひとつ没入できなかった。キャラクターの魅力も希薄だし。
耐乏生活の説明的な描写、世評ほどには感心できず。多分、実写では無理かもね。予算も、役者も、演出も。
それでも日々は続いていく
戦争が起きてても、終わっても、大事な人が亡くなってもそれでも毎日生きていく。
曲の『かなしくて かなしくて とてもやりきれない 』の部分が色んなところの、色んな人に当て填まってやりきれんです。
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