この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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音の迫力や響きも素晴らしいので劇場で是非
クラウドファンディングで名前クレジットされた人はさぞ誇らしいことでしょう。
最後わざわざ明かされるまで2人の出会いの場に気付かなかった。
原作を知らなくても無問題だが原作も気になる。
呉は9つの嶺に守られた街
営みの美しさ。
素晴らしかった。僕のようなキービジュアルにピンと来なかった人にこそ是非見て欲しい。
戦争の残酷さと営みの美しさが描かれていて、自分もここにいるのでは?と言う錯覚さえ覚えた。
のんちゃんが素晴らしいと言うのも凄く分かる。のんちゃんのボーッとした感じに救われてる部分は多分にあると思う。
そして戦中の日常を描くのにどれだけ調べたのだろうと思うと感嘆と驚嘆と尊敬の念が絶えない。まるで、北條すずと言う人が原作を当時描いて、それを元に映画化したようなリアルさがあった。
火垂るの墓のよあなアプローチもあるし、人の営みを描き戦争を描くアプローチもあって、作家性って面白いなと思った。
これから夏が来る度テレビのロードショーで観たい。
良い物は売れるという喜びとこれがヒットした日本を誇らしく思う。
アニメだからできた表現について
これが実写だったらどうなっただろうかと考えながら作品を見ました。アニメがスタジオジブリに似ていると思っていたらやはり休眠状態のスタッフが描いていたとは。
そしてそれ以上に監督の演出が素晴らしくまさしく日本アニメの神髄を思い知らされた気がする。
うわべだけの美しいだけのアニメなどアニメではない。
そしてストーリーについて、スタッフ皆が日本の為に作った気がしてならない。ただこれが単なる仕事であったなら、このクオリティーにはならなかった。魂の込められたアニメとなっていて、感動が起こる。そんな映画でした。
映画の中で今は亡き母親に会えたのは、母の生活を実感できたのは、思い出せたのは大変考え深い。最後のノミまみれの女の子、あれが私の母であった。そう投影できてよかったです。
近年稀に観た傑作。のんの訴え方が秀悦!
前評判が高かったのでSNS等で伝わったのかなあと思いながら観賞に行った。ところが観に来ていた方々が高齢層が多く、これは結構口コミで広まったところもあるのかと再認識。
観終わった感想。
近年稀に観た傑作でした。
主役の北條すず( 結婚後は浦野すず )の声を務めたのんこと能年玲奈さんの、特に後半の語り・訴え方が凄い。今まで美輪明宏さんが担当したもののけ姫での役が一番凄いと思っていたが、それを凌ぐ。台詞の内容も素晴らしく感受性溢れたものだが、これだけ演じて訴えられるとカルチャーショックを受けた。素晴らしい。
絵も感受性に訴えかける内容でジブリほどの細やかさはないものの、それをかばうユニークな絵が素晴らしい。
是非、観賞に行って欲しい映画だと思います。お勧め致します。
人として大切なモノを改めて。。。
アニメだからこそ表現できた大切さ
あったかもしれない過去、創ってはいけない未来
多層的な作品だ。一見、"多感な女性の視点で見た戦争"といった風だが、それだけではない仕掛けがある。叙事的な場面を繋げながら、時折「これは、すずの夢?」と思わせられる不安定な場面がある。それは、母親を亡くした少女が登場するラストまで、意識的に繰り返される。あたかも選択されなかった別の過去を意識させるように。いや、選択できたかもしれない過去と言ったほうが制作者の意にそうか。ともあれ、私たち戦争にリアリティを持てない世代にとっては、こういった表現が、"選択してはいけない未来"を強く意識させてくれる。力強い創造力を嬉しく思う。
感動した。
日常
戦時下の日常風景
第二次世界大戦下の広島・呉を舞台に、戦争によって人生を翻弄された、ある女性の視点で描かれたアニメ映画。
戦争を題材に扱ってはいますが、敵と対峙して戦うようなシーンは一切なし。そう、ここで描かれるのは戦時下の日常風景なのです。
暖かな光に包まれた前半部とは打って変わって、国内への攻撃が激化していく中盤以降は、何気ない日常から、空襲や原爆で大切なひとが突然失われる空虚感に侵されていく。そして、ヒロシマに原爆が投下。昭和天皇の玉音放送を聞き、独り慟哭するすずの姿に激しく心を揺さぶられました・・・
感じ方は人それぞれあるだろうけど、先ずは四の五の言わずに、観て感じて欲しいなと思う。そんな作品でした。
最初は…。
父、母を思う
映画館で観るべき映画
良かったです
ジワジワ話題になっているので見ることにしました。
親が戦争の記憶がある世代なので、戦時中の田舎の日常生活について母に聞いた話を思い出しながら見ました。
母の家は玉音放送のときラジオの電波が悪くてよく聞こえず、聞き終わっても「これからも頑張れと言うことかな?」と大人も敗戦とはしばらく分からず。母の田舎では敗戦が近いことも知られていなかったようでした。
母とは10年早ければ一緒に見に行けたので、見たあとでもう一度戦中戦後の話を聞きたかった。そういえば戦争の映画で親と一緒に見たいと思ったのは初めて。一緒に見られないのが本当に残念です。
イマイチと思ったのは、すずの描く絵が現代的なこと。特に小さい頃描いた絵は年の割に構図といい天才すぎだし絵柄も今の世代が描いた感じ。でもアニメ世界の中の人が描く自分たちの絵なんだから人間ぽい絵にしても変ですかねえ、難しいですね。
心がつかまれる場面はたくさんありますが、すずが昔の男友達と再会したところでちょっと大人向けなシーンがありますよね、テレビ放送のときはカットかな。とても心が揺さぶられましたが、それだけに子供には見せづらいな。
映画館で見れてよかった
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