この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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世界の片隅の小さな物語
前半は和気藹々とした今と変わらない日常。しかし、だんだんと戦争に突入するにつれて日常が崩壊していく様を描いたメッセージ性の強い作品。音声のコトリンゴさん、声優ののんさん、片渕監督すべて原作との相性が良かったです。老若男女楽しめる映画でした。
※片渕監督曰く、戦争映画ではありません。よって歩兵や戦艦の撃ち合いなどはないのでアクションシーンは期待しない方がいいです。(空襲や対空砲、空中戦はあります)
気づいたら肩に綿毛が
日曜の朝、何の気なしにNetflixを物色してたら眼に留まった。
(あ、なんか前に話題になってたアニメだなぁ…でも戦争物って擦られすぎたテーマで古くさいからどーかなぁ)と、ハードル低めで鑑賞。
ひと言だけ、、、ありがとう。
あなた方が飛ばしたタンポポの綿毛は時間はかかったけど辿り着きましたよ。私の肩に。
ありきたりだし、普通
なんでこんなに話題なのかと思えば色々裏があるんですね
火垂るの墓の方がいいと思うのは幼少期の補正なのか?
能年玲奈もキャラと合ってるだけで演技上手くないし何を評価して良しとしてるのかも分からない
地元の話だけにどうしても・・・
戦時中で物がなく、表現の自由もなく、空襲でいつ死が訪れるかもしれない中でも、悲観的にならず生きている当時の人々の生活を淡々と描いている。
戦争の恐さ、人々の逞しさを改めて認識させられる映画。
親世代や祖父母世代の苦労が良く解り頭が下がる気分になった。
のん演じるすずさんに感動
原作者のこうの史代さんが太平洋戦争当時の資料を細かく収集し、監督自身何度も現地に足を運び当時の記憶が残っている方の話を聞いて6年がかりで制作された映画。
戦艦や航空機、爆弾などもリアルに描かれていて、映画を通して当時の状況をリアルに感じました。
また、映画やテレビ番組、マンガや写真集で戦時中の悲惨な状況は知っていましたが、本作の主人公すずさんのようなほのぼのとした暮らしを中心に据えたことに驚きました。
のんさん演じるすずさんは主人公たる魅力にあふれていて、現実のぼくの人生観をも(良い意味で)変えてくれそうです。
あなたの居場所
映画を観ているというより、夢をみていた気分。
自分よりも、少し昔の時代を生きていた女の子になる夢をみていた。
語る言葉は特にない。最高とも言わない。この物語に最高という言葉はふさわしくないと感じたから。
この物語によって私の今後の人生が変わるとは思わないけれど、私の人生の中でも特に豊かな時間を過ごしたことには違いないと思う。
いい映画です。
ほぼ初対面で結婚なんて現代では考えられないけれど、そういう結婚もい...
ほぼ初対面で結婚なんて現代では考えられないけれど、そういう結婚もいいかもしれないと思えました。
すずさんが工夫して料理を作るシーンが良かったです。
後世まで語り継ぐべき作品
いまごろになって鑑賞。
これは間違いなく後世まで語り継ぐべき作品。
感動も笑いも涙もあり、ちゃんと映像作品としても成立している。その上で、日常生活を通して戦争に対して語っている素晴らしい作品。
・・・でも、私には合わなかった。観た後になんとなく残るモヤモヤ感。なんでかはよくわからない。
作品としては間違いなく素晴らしい、とは理論としては理解できる。でも、感情という意味では合わなかった。
高評価につられるとガッカリ
我慢を強いられる映画です。
メリハリの有るストーリーといったものはなく、淡々と起伏のない日常が描かれる。
嫁いびりもなく、唯一義姉が嫌な感じなだけで、キャラクターは総じてノンビリ、ノホホン。
主人公はただ日々に流されるだけ。
のんの素人臭い声優ぶりも、なおさら退屈に輪をかける。
いい加減、芸能人を声優に使うのはやめにしませんか?
空襲が始まって突然不発弾やら腕を失うやらあるけど、「だから?」といった感じ。
悲惨さをアピールするでもなく。
何を伝えたかったのか?
大和のナレ死もなんだかなー。
1フレームも描写がない。
この映画は、例えるなら1.5倍に薄めたコーンポタージュ。
味気なく、我慢して飲んでも後味がスッキリしない。
期待しすぎたのか、その反動なのか、私には時間の無駄でした。
最高のフード映画!
もう、最高ですね!
食事が特に素晴らしい。家族の関係性が食事シーンで伝わりやすくなっている。また、戦争の状況も食事シーンで明確に伝わる。そして、スイカにまつわる女性との意外な関わり(座敷童じゃなかった⁉︎)。食事を活用した魅せ方がここまで上手くバリエーションに富んでいると、とても感心する。これは素晴らしいフード映画だ!
内容だけじゃなく、映画表現、アニメーション表現も声優の演技も、もろもろ含めて最高に素晴らしい映画だと思います。
歴史に残る傑作でしょう。
普通に生活を送っている人達に酷い災難をもたらす戦争を心から憎む。 ...
普通に生活を送っている人達に酷い災難をもたらす戦争を心から憎む。
戦争が天災ではなく人災による物である事に憤りと哀しみを感じます。
この映画をトランプと将軍様に見せてやりたい。
何も感じないかもしれないが………
ぴやー、久々にうるってしまった。なんでだろう。右手を失い絵が描けな...
ぴやー、久々にうるってしまった。なんでだろう。右手を失い絵が描けなくなった悲しみではなく、自分だけが助かった罪悪感でもなく、家族の絆という希望、、ともちょっと違う。「この世界の片隅から観ている僕を、ほのぼのさせてくれてありがとう、すずさん、うるぴよ」という感じかな。空襲でも原爆投下でも終戦後も綿々と続く日常を、いかに普通に過ごせるかは、自分次第でもあり、出会いでもある。ラストシーン、周作と出会った原爆ドーム前での、すずさんの決めセリフに普通に撃ち抜かれた。「この世界の片隅で、うちを見つけてくれてありがとう。」すぐ後にさらっと籠から怪獣を飛ばす、感動を押し付けない演出がいい。巷の評判通り「君の名は。」にも匹敵する出来映え。2016年は「シン・ゴジラ」と合わせて、近年まれに見る良質な邦画が揃った年として語り継がれるだろう。8点
アニメなのに実写以上にリアル
観終わったあとしばらく動けなかった。
それほど凄まじい映画。
決して泣かそうとしているわけでもなく、悲惨さを訴えているわけでもない。
戦時中の日本の日常が淡々と描かれているだけ。
それがかえってリアルで恐ろしい。
道端に兵隊さんの遺体があっても誰も気にとめない。
片腕を失った主人公を見ても誰も驚かない。
そして、最後に出てくる戦災孤児の女の子。
この子が出てきてから後は涙が止まらない。
何度観てもダメだ。
そして、エンドロール。
この女の子とその後の家族、そして遊廓で出会ったリンさんの生い立ちが描かれている。
ともすれば見逃してしまいそうになるが、最後までしっかり観てほしい。
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