「『この世界のさらにいくつもの片隅に』 の ネタバレである」この世界の片隅に マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『この世界のさらにいくつもの片隅に』 の ネタバレである
原作と『夕凪の街 桜の国』を読んだ方は、このレビューを読んでいただければ幸いです。映画を見た方や物語を読んだ方の多くが、拾った子に付いて触れないので、僕はネタバレを覚悟で、あえて彼女に触れたいと思います。
さて、彼女の登場は戦死した父親の遺影の前で朝食を取るところから始まります。笑顔ではありませんが、黙々と美味しそうに、朝食を取っています。すると、ピカドーンと悪魔がやってきます。母は右手にガラス片が刺さり、関節あたりから、無くなっています。力尽きて、遺体が崩れ落ちます。このあと、少女はこの場を去るのですが、原作では『ごめんなさい』と言っております。アニメではそこがカットされています。やがて、広島駅にたどり着いて、おむすびを拾う場面に移りますが、おじいさんの息子の様な若者の遺灰(遺影)を、おじいさんが大事にしていると、少女は遺影を自分の父親と思って、おじいさんに近づきます。しかし、おじいさんは気味悪く思ったのか。『シッシッ』と少女を押しやろうどします。生き残った一般の人々に取っては、薄汚く、放射能に被爆した(伝染ると思われた)浮浪児に情けなんかかけてられないのです。そこがまるまるカットされていました。
さて、この少女ですが、被爆して何日間広島にいたのでしょう。彼女は母親と同様な障害を受けているはずです。りんの妹の紫の斑点で、問題が薄められていると思います。兎も角、同じ原作者の『夕凪の街 桜の国』を読んで貰えれば分かります。少女との出会いの頃の顔色が紫色なのが気になります。
これは、僕の独自の解釈であって、原作者の意図する事ではありません。
因みに、実写版『この世界の片隅に』では、この少女が80歳以上生きた事になっています。そっちの方であって貰いたいですよね。
こんにちは。
昨日は 原爆の日でした。
この映画、原作をキチンと見たり読んだりしてないので いいね は無しでごめんなさい。
昨日 黙祷していた時、はて
この映画 話題になったのに どのくらいの人が原爆を落とされた事に対して思いを馳せたのか?わざわざ総理は 何しに行ったのか?と なんだか悲しくガッカリ
しょうがないのかなぁと思いました。