劇場公開日 2016年11月12日

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「神作品。原作漫画も超名作ですが、それに輪をかけて良い作品。超傑作。...」この世界の片隅に yonda?さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0神作品。原作漫画も超名作ですが、それに輪をかけて良い作品。超傑作。...

2017年10月20日
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神作品。原作漫画も超名作ですが、それに輪をかけて良い作品。超傑作。

すずさんと径子ねえさんの声がキャラにピッタリで、ふにゃ~っていう感じとハキハキ言い放つ感じの二人のやり取りが本読んでる以上に良い。

戦時下の庶民の暮らしを描いているのに、ほっこりと笑わせる話がふんだんに入っているところが、やっぱりスゴイと思う。どれも可愛らしい笑い。憲兵の話も「素直に笑えんのはウチだけか」と部屋のすみっこで瓶づき精米してる様子がかわいい。

物言いがきつくてイジワルそうに見える径子も、戦争という状況がそうさせているだけで全然イヤな人じゃない。そして誰もがみな傷ついているのに、みんなが思いやりを持って生きている。

広島に帰るというその日の朝「径子ちゃん、今なんか光ったかね?」の前後の場面はなんど観ても胸がじんわりと熱くなる。

戦争映画に分類されるとは思うのだけれど、スポットを当てているところが最初から最後まで日常。
最後の最後までやさしい作品。

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