「見ないと分からない」この世界の片隅に kurosirousagiさんの映画レビュー(感想・評価)
見ないと分からない
日本の戦争映画なのに何度も見たくなります。確かに悲しい場面も出てきます、戦争映画なのでそれは仕方のないことですが、反戦映画という枠で括りたくないのです。「火垂るの墓」みたいなんじゃないか、と思われている方もいると思いますが、コンセプトは180度違います。苦しい戦時下でも一般の人の生活があって、それは悲しくつらいだけじゃなくて楽しいこともあるんだよ、皆でお互いに支えあって生きてきたんだよ、って教えてくれます。ちょうど大地震の時にお互いが支えあっていたようにです。この映画を見た後、2、3日はいろいろな場面が頭の中をグルグルと回っていました。面白かったとか、泣いたとか、そういう一言で言い表せない、いろんな事を考えてしまう映画です。映画館でそれを体験してください。
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