「「創作を現実に昇華」」この世界の片隅に connneko 『この世界の片隅に』さんの映画レビュー(感想・評価)
「創作を現実に昇華」
いくらかの映画評論家・評価・レビューなども読んだ上で
落ち着いたので感想を書こうと思う。
基本的にこの作品は「創作を現実に昇華」した。
勿論、人によりそうと思わない場合もあるのだろうけど。
当たり前だがフィクションをノンフィクションと大多数が
錯覚するまでの作品などそうはない。
そういう意味で「創作」として「傑作」であろう。
原作は漫画であるためそのレベルにまでは達し得ない。
漫画というメディアは「ページをめくる」という
能動的動作により創作の枠から抜け出ることが
できないからである。
さらにこの映像作品は、映画のスクリーンの
大きさによる没入性(contextual visual cues)により、
「世界」として完成しうるのである。
DVDやBDでも面白いことは面白いだろう。
でもそれは完成品ではないのである。
強制はしない。
ただ、ぜひ映画館であの世界を体験していただきたい。
その経験は、きっとあなたの心の一部になるであろうから。
# https://twitter.com/connneko_kraken
# でつぶやいた内容と同じです。
コメントする