劇場公開日 2016年1月30日

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「途中から幻想のような白日夢のような展開に」蜃気楼の舟 月野沙漠さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0途中から幻想のような白日夢のような展開に

2016年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

寝られる

予備知識が、ホームレスを囲い込んで生活保護をピンはねするという貧困ビジネスを扱った作品ということだけだったので、社会派ドラマかと思って観てみたら違ったw
初めこそ囲い屋の現場での話で進んでいくのですが、主人公が知っている人らしい記憶を無くした爺さんが入所してきてから、話の展開が変わっていく。過去の記憶なのか幻想なのか白日夢なのか、いろんな映像が切り替わりながら主人公の心に宿る問題が明らかになっていく。予備知識が乏しい状態で観たのでこの展開は意外でしたw
登場人物がみんな無機質というか、感情が無いような抑揚のない人ばかりなんですよね。みんな心に問題を抱えているんだろうけど、その中でも主人公の深層意識に焦点を当てたということなんだろうね。
途中の展開も終わり方も抽象的な感じで、好みが分かれる映画でしょうねえ。

2016/04/21 シネマ ジャック&ベティで鑑賞。

月野沙漠