バトルヒートのレビュー・感想・評価

トニー・ジャーとドルフ・ラングレンを楽しむ映画。ただそれだけ。
ストーリーなんてあるけど大したことない。

トニー・ジャーのアクションはちょっと抑え気味。ドルフ・ラングレンは年の割りには体張ってる。技のトニーと力のドルフ。アクションシーンは中々良かったけど、若くて動けるトニー・ジャーとドルフ・ラングレンがやり合うのは物足りないかな。ファンとしてはこの組み合わせめっちゃ嬉しいんだけど。

この２人でこのタイトルで、まさかの社会派！
てか、２人ともええ人の役やん。
ラングレンは、悪役でええやん！

あのー、ラングレンのぎこちないベッドシーンとかいる？
原題が「Skin Trade」と、まぁまぁいかがわしさを漂わせてるから、ぱーっとしたアクション物でないことは、予想できるんですけど。

しっかしですよ（西川やすし風に）！

でも、この２人でこんな感じの観たくなかったんですよ。
アジアの少女達の人身売買で、けっこうグロいシーンというか、個人的には子供のこんなシーンは観たくないというか、いや、エンタメと組み合わせて欲しくないというか、もうちょっとましな英語喋れる人でというか、もうちょっと演技できる人で観たいというか。

トニー・ジャーのハリウッド進出第一作が、「ワイルド・スピード SKY MISSION」でしたね。
あ、観てません。
なんかもっといい使い方は、ないでしょうかね。
ジェット・リーの「リーサル・ウェポン4」のような、鮮烈なデビューを飾ってほしかったす。

この手の、東南アジアを舞台にしたアクションて、人身売買とか好きだね〜。なんで心にもないメッセージを入れ込むんだろう笑。96時間を意識した？

ドルフラングレンvsトニージャーてことで、期待は膨らむが、もっとさー、序盤でタッグ組んでほしいよね〜。あんましバディ感がないから、ダブル主演なのに面白くないのよ。
このキャスティングなら、アメリカとタイの刑事、珍道中。しかしアクションは凄いよ！お互いの戦闘スタイルの違いからくるギャップのおかしさからの、お互いリスペクト、なんていう作品にもできただろうに。
もったいないねー。

肉弾戦あり、銃撃戦あり、爆発あり、何の意外性もなくベタ過ぎて苦笑が少し出たけれど大作じゃないから充分でしょう。

強いて言ったら笑いが殆どなかったのと日本語訳の表現とか単語の使い方が残念だった。