「マンガ原作の実写化で成功するのは至難」俺物語!! 蔦也さんの映画レビュー(感想・評価)
マンガ原作の実写化で成功するのは至難
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原作のファンです。「なので」ずっと観るのを避けてきましたがとうとう観ました。
「凛子が好きなのは猛男」を勘違いしたところから始まるのが原作なのに対して、「それ」に終始してしまった実写版。砂川(すな)は二人の気持ちが伝わっていないことに気づいているのに双方に伝えない不自然さが原作の世界観から逸脱している(そもそも原作ではそんなややこしいことせず目の前でちゃんと言わせてる)。
永野芽郁はかわいいし(現在の彼女と比較すると演技力が低い)、鈴木亮平もカッコいい、仙台の街並みも綺麗でヴィジュアルとしてはよくできているが、いかんせん原作をスポイルしすぎ。
星座の話を親子の会話にすり替えているシーンや、白石川での魚のシーン(しかもわざわざCG)なんか必要!?
こういうマンガ原作を実写化して成功した例は数えるほどしかないのだけれど、この映画もご多分に漏れず。
もう少し原作を大事にして欲しい。
これは「好きな人勘違い物語!!」。俺物語!!じゃない。
仙台市の街並みに+0.3点、永野芽郁に+0.1点、鈴木亮平に+0.1点
合計0.5点
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