オーバー・フェンスのレビュー・感想・評価
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オダギリジョー、蒼井優、松田翔太の演技は好きなんだけど、何とも言え...
オダギリジョー、蒼井優、松田翔太の演技は好きなんだけど、何とも言えないまとまりの無いストーリー。奇妙な効果音。何かちょっとした事ですぐ精神の安定感を失うような人たちばかり。自分の事わかって欲しいけど、どうせわかってもらえないんだぁ…みたいな諦め。
まあまあ面白いんだけど妙な映画でした。
登場人物が面白い
キレてないよからの「今のうちにたくさん笑っといた方がいいよ.......
キレてないよからの「今のうちにたくさん笑っといた方がいいよ.....ただ生きてるだけになる」刺さる言葉。
魚見る?ジャジャーン
てっきり金魚でも見せてくれるのかと思った。
人と人の距離の取り方だったり、つくり笑顔とかぎこちない感じが期間限定の職業訓練という場の雰囲気すごいでてた。訓練校に通う生徒の様子は会話とかも含めてリアリティあったが、先生のほう刑務所じゃあるまいしこんな奴いなくないかとは思った。
最後はフェンス越え。
ほんとの笑顔。蒼井優はさすがである。
気が狂いそうで泣き出した事がある
独特の世界観
いいあんばい
ただ退屈な映画
ありふれた奇跡
over the fence
オダギリジョーの横顔
まだ見ていない方への参考としてですが、物語は淡々と進んでいく感じで何かすごい事が起こるわけでもない、内容こそ違いますが「永い言い訳」や「ゆれる」などのようなリアルな日常を描いた映画のように思います。
ジャケットから連想するような恋愛映画ではありません。キュンキュンを求めている方は注意です(笑)
感想ですが、とても良かったし、役者さんがみんな素晴らしかったです。
オダギリジョーさんが若い女の子に言い放つセリフの横顔のシーンとか最高すぎました。
みんなが何かを抱えている、壊れているのはどちらか、他とは違うという孤独感や疎外感。そんな事を感じながら観ました。
女優魂
どん底からのフルスイング
妻に見放され、故郷の函館で失業保険で生計を立てながら職業訓練校に通うだけの日々を送る男。
知人に連れられたキャバクラで出会った風変わりなホステスの女。
共に孤独と苦悩を抱える男と女は惹かれ合うが…。
佐藤泰志の小説を山下敦弘が映画化。作者の「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く“函館3部作”の最終章。
先に映画化された2作も本作も、なかなかに万人受けするものではない。
不遇のまま命を絶った作者の胸の内が痛いほど作品に反映されているからであり、と同時に、どん底の中の希望の光がいつもながら美しく、強く胸を打つ。
自分は職業訓練校に通った事は無いが、就職に苦労し、それまで何をやっても上手くいかない時期があったので、彼らの姿や境遇に少なからず痛感するものがあった。
オダギリジョーの抑えた演技もさることながら、蒼井優の熱演に圧巻。
自由奔放。人前で鳥の求愛ダンスの物真似をする大胆さ。
突然にヒステリックに大声で泣き叫ぶ危うさ。
とてもとても好きになれるような性格ではないが、その感情の激しさは彼女個人だけではなく作品そのものを体現していたと思う。
やがて白鳥は飛び立つ。
ツーストライクツーアウトからのフルスイング。
フェンスを超えて、青白い空の下へ。
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