「私的には、家族あるある」エール! ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
私的には、家族あるある
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母が…成長と共に視覚障害を患っていった私にとって、この映画は家族あるあるなシーンを沢山含んでいた。
冒頭の方に出てくる、学校へのお迎えのシーンで、悪意もなく、非常識なわけでもないけど、ハンディによって他の大人と違うことをしてしまう自分の親を恥じる気持ち。そして、そんな自分を何より恥じてしまう気持ち…
言いたいことがあっても、親のハンディに踏み込んでしまう発言だったり、他の子の親ならああしてくれるのに、こうしてくれるのにという、思わず出てしまう気持ちと、それを抑える愛と理性で、口を閉ざしてしまうところ。
私にとっては、思春期の頃の、抱えきれない不安とか、支えたい気持ちとか、苦しみを見ているようだった。
それ故に、ラストのオーディションで、誰の前でも物怖じしないという強い気持ちで堂々と手話と共に歌う彼女に魅せられ、心から感動しました。
もっともっと、メジャーになって欲しい作品です。
こういうのをテレビでやってくれたら良いのにな。
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