「賑やかな家族の映画。」エール! 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
賑やかな家族の映画。
心が温かくなって軽くなる映画だった。
彼女が夢に向かって飛び立って行く映画だと思って、なかなか歌わないなぁ、もっと歌う事に渇望して練習を積み重ねないとラストで来るであろう歌のシーンで感情移入出来ないぜ?と思ってたら、
これは聾唖者と健常者家族の絆の映画で、それに気付いた時にはもう映画の3分の2は終わってたけど、ラストは感動出来て良かった。
デュオのシーンで無音になる演出も素晴らしかった。
聾唖者3人に囲まれた健常者1人は大変だろうけど、みんながみんなを愛してるのが伝わって、普通の家族より賑やかで笑顔に包まれてて見ててハッピーになった。
いつもちょっかいをかけてくるお父さん、
愛で支えてる明るいお母さん、エロい弟、みんなキャラが立ってて笑えて泣けた。
「エール!」これは家族が夢を追いかける娘に向かってもあるけど、娘から家族へ向けてのエールだったのだな。
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