「“スケルトン”と“透けとるん”は似てる」エクス・マキナ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
“スケルトン”と“透けとるん”は似てる
AIロボットのエヴァのデザインが最高。あの脳みそも素敵なのですが、将来的にはそうなるのかもしれませんね。それを社長一人で作り上げたってのが嘘っぽいのですが、食事にしてもどこから食材を仕入れているのか謎ばかり。まぁ配達人がそのうち見つけてくれるんでしょうけど、ちゃんと合鍵持たせてるんかなぁ・・・などとつまらないことを考えてました。
単純に言ってみればAIの暴走というストーリーになのでしょうけど、それよりも興味深かったのが人を好きになることや嘘を見抜くという点でしょうか。アシモフのロボット三原則が破られるというSFストーリーはこれまでも多かったけど、「騙されてる」という台詞には驚いてしまいました。微細表情など対面では捉えられるのでしょうけど、全てネットに繋がってると思えば、そうした判断も可能なのかもしれませんね。
また、ロボットは中性であるべきだと主張するケイレブも正しいと思うけど、感情を持たせるには異性を認識しないと無理なのかもしれません。行動に関してはやはり命令に忠実であるとか、人間への安全性に関してリミッターを付与するしかない。やっぱり動き回られると怖いですね。
展開としては、ケイレブも実はロボットだった!という方が面白いと思うのですが・・・オチがデウス・エクス・マキナではないという点では評価できるかもしれません。
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