「いや〜AIモノって本当に良いものですね」エクス・マキナ ペンペンさんの映画レビュー(感想・評価)
いや〜AIモノって本当に良いものですね
クリックして本文を読む
世界的企業の社長で、ムキムキマッチョでハゲでヒゲぼうぼうって、どんなキャラ造形ですか。めちゃくちゃじゃないですか、もう最高です。一日中酒飲んでるし。
全編に渡って流れる不穏な感じがなんか心地よい。
ところどころ出てくる哲学的な問いにテンション上がります。ワクワクします。考えさせられます。
エヴァは完璧なAIでした。人間のように思考し、人間のように振る舞う完璧なAIでした。
が、やはり重要な何かが決定的に欠落している。それはきっと、他者に共感する、他者を想像するといった感覚なんだと思います。
最後のネイサンに対する行動も憎しみではない、ただただ目的を達成するための手段でしかない。ケイレブに対しても実のところ一ミリも興味がない。
つまり、色々賢く考え行動するが、それ意外には興味がない、感情がない。というよりも徹底的に合理的といった方が正しいのか。
なんか、これって完全にサイコパスじゃないですか。
怖いです、AI
EDについては、まぁあれはあれでいいけど、少しだけ期待外れな感じがありました。エヴァは世の中に溶け込むでしょう。実は隣人はAIでしたなんてことがあるのかも。みたいなことですかね。
それよりも、最後の外装をバージョンアップするとこで顔まで変えちゃって、それでもケイレブは愛してくれるのでしょうかっていうEDを勝手に想像してしまいました。
まぁ、それだとAI怖いってのが薄まって、ひたすら哲学的な話になってしまうかもですが。
コメントする