「diabolus ex machina…」エクス・マキナ 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
diabolus ex machina…
雑誌記事で知り、手帳にタイトルをメモしてちょうど一年、待った甲斐に十二分におつりと、お土産まで来た一本。
4体の人間と機械による密室会話劇が、無機質なビジュアルと非常にマッチしていて美しい。
緊張感と硬質感、そして艶めかしさ。
観終えて決して爽快ではない展開もイジワルで、非常に好み。
AIでも人間でも、本当に恐ろしいのは…
決して世紀の斬新さ、という作品ではないが。
仕上げが恐ろしく丁寧でまるでこれこそが「機械仕掛けの」と思いたくなるような作品。
追記:
映画人生史上、間違いなく一番行くのに労のかかった劇場にての鑑賞。
電車を二回、徒歩とバスを乗り継いで。
視覚効果賞とはいえアカデミー受賞作、それがこの公開規模(作品の内容にもかかわらず)。
日本の映画を取り巻く環境に、いろいろ考えるところが多いな。
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